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【テレビアンテナの屋根裏設置】メリット・デメリットについて解説!

2023.07.24

アンテナ工事

近年、希望者が増加しているテレビアンテナ設置方法として、屋根裏にアンテナを取り付ける「屋根裏設置」が注目されています。

屋根裏設置には多くのメリットがありますが、すべての住宅に適しているわけではないことを理解しておく必要があります。

今回は、テレビアンテナの屋根裏設置に関するメリットやデメリットを紹介し、設置が難しい場合についても詳しく解説させていただきます。

失敗しないための重要なポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

『テレビアンテナの屋根裏設置には多くのメリットがある』

かつては、屋根の上に大きなアンテナが設置されているのが一般的でしたが、近年ではアンテナを屋根上に設置していない住宅が増えてきています。

これは、外壁に取り付ける箱型のデザインアンテナが普及し、また、屋根裏へのアンテナ設置が多く採用されるようになったためです。

アンテナの屋根裏設置にはさまざまなメリットがあり、新築時から採用する方や元々屋根上にアンテナを設置していた方が屋根裏に移動するケースも増えています。

ここでは、具体的なメリットについて4つの主要なポイントをご紹介します。

屋根裏設置のメリットを知り、快適なテレビライフを手に入れましょう。

・デザインアンテナについて詳しくはこちら
デザインアンテナとは?事前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介

メリット①:アンテナの寿命が長くなる効果有り!

テレビアンテナを屋根裏に設置することで、アンテナの寿命を延ばすことができるという利点があります。

通常、テレビアンテナは屋外に設置されるため、雨や風などの自然の影響に耐えられるように耐久性を考慮して製作されています。

それでも、紫外線や雨風などの影響により、アンテナにも寿命が存在します。

しかしながら、屋根裏設置にすることで、これらの要因にさらされる時間を減らすことができます。

一般的にアンテナの寿命は10〜20年程度と言われていますが、屋内に設置することで、天候による経年劣化を回避し、アンテナの寿命をより長く維持できるのです。

メリット②:悪天候によるアンテナの損傷や落下リスクを回避

屋根裏にアンテナを設置すると、アンテナが直接悪天候の影響を受ける心配がありません。

通常、テレビアンテナを屋根の上に設置する場合、雨や風などの悪天候にさらされる可能性があります。このため、強風によってアンテナが倒れたり、落下して損傷を受けるケースも考えられます。

しかし、屋内にアンテナを設置していれば、こうしたリスクを取り除くことができます。

特に台風の多い地域や、雪が多く降る地域、海岸近くの潮風による金属の錆びやすい地域などでは、アンテナにダメージを受ける可能性が高まります。そのため、屋根裏設置を希望する方が増えているのです。

屋根裏設置によって、アンテナの損傷や落下によるトラブルを避け、安心して快適なテレビ視聴を楽しむことができます。

メリット③:美しい外観を保ちながら設置可能

多くの方が「家の外観に合わないため、屋根上にアンテナを設置したくない」という理由から、屋根裏設置を希望しています。

八木式アンテナのような一般的なアンテナが設置されると、デザイン性の高い住宅の外観が損なわれるとの考えが広がっているからです。

また、アンテナからテレビに電波を送るには同軸ケーブルが必要ですが、このケーブルが外壁を這っているのも美観を損なう要因となっています。そのため、景観を重視する方々が外壁上のケーブルを敬遠することもあります。

一方で、屋根裏にアンテナを設置すると、アンテナ自体はもちろん同軸ケーブルも外から見えないように隠すことができます。これにより、外観のデザイン性を損なうことなく、美しい住宅の姿を保つことができるのです。

屋根裏設置は外観を大切にされる方にとって理想的な解決策であり、設置後も美しい住まいを楽しむことができます。

・八木式アンテナについて詳しくはこちら
魚の骨にそっくり!八木式アンテナはこんなお家にお勧め

・同軸ケーブルについて詳しくはこちら
テレビの同軸ケーブルはプラグの形と太さで選びましょう

メリット④:鳥による被害を軽減する屋根裏設置

屋根裏にアンテナを設置することで、鳥によるアンテナへのトラブルを回避することができます。同時に、お住まいへの被害も減少します。

アンテナによるトラブルの中でも、意外に多いのがカラスなどの鳥による鳥害(ちょうがい)です。

特に八木式アンテナの棒の部分であるエレメント(素子)は、鳥にとってひと休みするのに適した場所となります。この光景をご覧になったことがある方も多いかもしれません。

しかし、鳥がアンテナに止まると、アンテナの方向が微妙にずれて映像が乱れるだけでなく、フン害によって屋根が汚れてしまうといった被害も発生します。

そこで、アンテナを屋根裏に設置することで、鳥によるこれらのトラブルを効果的に防ぐことができます。

屋根裏に設置することで鳥がアンテナに近づくことが難しくなり、アンテナの機能や外観を保つことができるのです。

鳥による被害を軽減し、快適なテレビライフを実現しましょう。

・鳥害について詳しくはこちら
テレビアンテナを鳥害から守ろう!~ヒントと解決策~

・エレメント(素子)について詳しくはこちら
素子とは?地デジアンテナの仕組を解説

アンテナ屋根裏設置には注意すべきデメリットも有り

これまで、アンテナを屋根裏に設置するメリットについてご紹介してきましたが、ここからは主な4つのデメリットについても解説していきます。

屋根裏設置で失敗しないためには、デメリットの側面も理解しておくことが重要です。

これらのデメリットを把握することで、より良い判断ができるでしょう。

デメリット①:受信電波の弱まりが懸念される点

アンテナを屋根裏に設置する際、屋根によって受信電波が弱まってしまう可能性があります。

これにより、アンテナの信号レベルが視聴に必要な水準に達しない場合があり、ブースターの追加取り付けが必要になる場合があります。

ただし、元々電波が弱い地域などでは、これを改善することが難しい場合もあります。

屋根裏設置では、十分な電波を受信できるかを事前に確認することが大切です。

信号の強さや品質を確保するためには、状況をよく把握し、必要に応じて適切な対策を取ることが重要です。

・ブースターについて詳しくはこちら
アンテナ工事に必要になるブースターって何のこと?絶対つけないといけないの?

・弱電界地域について詳しくはこちら
強電界地域と弱電界地域でのアンテナの選び方

デメリット②:豪雪地帯には適さない点

実はアンテナを屋根裏に設置することは、豪雪地帯には適していません。

豪雪地帯では、屋根に大量の雪が積もることがあり、これによってテレビの電波が弱まる可能性があります。

さらに、屋根裏自体が電波が届きにくい場所であるため、受信環境がさらに悪化する可能性も考えられます。

豪雪地帯では、屋根裏設置よりも他のアンテナ設置方法を検討することが重要です。地域の気候や受信環境を考慮して、信号の強さと安定性を確保する方法を選択することが望ましいでしょう。

デメリット③:太陽光発電パネル設置との相性に注意が必要

太陽光パネルを設置していると、テレビの電波の届きにくさが懸念されます。

そのため、既に太陽光パネルが設置されている場合は、屋根裏にテレビアンテナを設置することが困難になる場合があります。

また、将来的に太陽光パネルの設置を検討している場合も、屋根裏設置が難しくなる可能性があります。

太陽光発電パネルとテレビアンテナの相性を考慮する際には、屋根のスペースや配置に注意が必要です。

どちらの設置も大切な要素ですので、建築やリフォームを検討する際には、両者の調和を図るために専門家のアドバイスを仰ぐことが望ましいです。

デメリット④:BS/CS放送が受信できない点

屋根裏には、BS/CSアンテナの電波を受信することができないというデメリットがあります。

これは、地デジの電波と異なり、衛星放送の電波は屋根などの障害物を通過できないためです。

地デジのアンテナを屋根裏に設置する際に、同時にBS/CSアンテナを設置したいと希望される方もいるかもしれませんが、このような制約から地デジアンテナのみが設置可能となります。

この為、BS/CSアンテナの設置を希望される場合は、別のアンテナ設置方法を検討する必要があります。

・BS/CSについて詳しくはこちら
BSとCSの違い!BS、CS環境を作る上で必要な設備や注意点を解説

アンテナ屋根裏設置で成功するためのポイント

アンテナの屋根裏設置にはさまざまなメリットがありますが、すべての住宅に適しているわけではありません。

ここでは、屋根裏設置を実現するために必要な条件をご紹介いたします。

これらの必須条件をクリアして、屋根裏設置を成功させましょう!

ポイント①:点検口が設置されている

屋根裏にアンテナを設置するためには、点検口が存在することが不可欠です。

点検口がない場合、屋根裏への出入りが制限されるため、アンテナの設置ができなくなります。

屋根裏設置を検討する際には、事前に点検口が人や物が通れる十分な大きさであるかどうかを確認してください。

点検口が設置されていることが、アンテナ設置では重要になりますので、忘れずに確認しておきましょう。

ポイント②:アンテナ設置に必要なスペースの確保

アンテナを屋根裏に設置するためには、適切なスペースが必要です。

八木式アンテナの場合、約5メートル立方の広さが必要となります。

一方、デザインアンテナであれば、約1メートル四方のスペースがあれば設置可能です。

アンテナの設置だけでなく、工事や点検時にも作業スペースを確保する必要があります。また、屋根裏への出入りのための動線も重要です。

アンテナ設置を計画する際には、これらのスペース確保と動線の考慮を忘れずに行い、スムーズな作業と快適な屋根裏利用を実現しましょう。

ポイント③:テレビ視聴可能な強い電波を受信できる

アンテナを設置できるスペースがあっても、電波が届かない場所では設置しても意味がありません。

通常の屋根では電波は通りますが、金属製の屋根の場合は電波が弱まることがあります。

また、周囲に高い建物があると、電波塔の方向との関係で電波が届かないケースも考えられます。

特に、屋根裏のスペースが狭い場合は設置できる場所が限られるため、視聴に適した強力な電波を受信できるスペースも制約されることが一般的です。

まとめ

テレビアンテナを屋根裏に設置するには、電波の届かない場所や設置スペースの制約に注意する必要があります。

また、既に太陽光発電パネルが設置されている場合も、一般的にアンテナ施工が難しいと言えます。

しかし、テレビアンテナの屋根裏設置には、アンテナの寿命の延長など多くのメリットがあります。

テレビアンテナの交換を検討されている方は、屋根裏設置が可能かどうかを確認するために、アンテナ工事専門業者に相談することをおすすめします。

屋根裏設置は適切な設置場所と専門家のアドバイスにより、快適なテレビ視聴環境を実現する方法となるでしょう。

さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査(電波測定)】を行い、アンテナ設置・交換なども最短即日対応させていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください!

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