コラム
テレビのアンテナって一度設置したらそのままでいいの?それとも寿命があるの?
2020.11.20
アンテナ工事

普段、テレビのアンテナを気にして生活している人はいないはずです。たいていの人はテレビの映りが悪くなって、初めてアンテナを意識するのではないでしょうか。もしかしたらアンテナの寿命なんて考えたこともなかったという人がいるかも知れません。
しかし急にテレビの映りが悪くなってしまうと、テレビが観られないという状態が続きます。そうならないためにも、今回はアンテナの寿命について簡単にご紹介いたします。
アンテナには寿命があるって本当? 寿命が来たら、テレビは観られないの?
どんなものにも寿命があるように、アンテナにも寿命があります。一般的には10年〜15年と言われていますが、これはあくまでも目安で、早ければ5年で故障することや、30年以上同じアンテナを使っているご家庭もあります。
アンテナが寿命を迎えているとテレビの映りが悪くなりますが、それだけではありません。サビている部分があれば強風による負荷や、雪などの重みで曲がってしまい、最悪の場合は壊れてしまうケースがあるのです。
しかも、折れた部分が外壁や屋根を傷つけることがあります。また落下して、通行人をケガさせてしまったという事故を引き起こす可能性もあります。下から見ている分にはそれほど大きく見えないアンテナですが、実は3メートルくらいあって、重さは10キロもあります。そのアンテナが落下すれば、凶器になることは誰でも想像できますよね。
ですから、「常にアンテナのことを気にして」とは言いませんが、設置して10年くらい経っているようであれば、アンテナの状態も一度確認してみてください。
すでにアンテナ設置後10年以上経過していましたら、さくらアンテナへお問い合わせいただけましたら、すぐに現地調査へまいります。
「アンテナの寿命が気になる」という方はこちらからお問い合わせ下さい。
部品の多い八木式はサビやたるみなどにも注意。パラボラ型は塗装の剥がれもチェック
テレビの映りが悪くなることでアンテナの異変に気づくことが最も多いのですが、その前にアンテナの状態がどうなっているのか、確認することもできます。アンテナの種類によって違いますので、分けて紹介しましょう。
①八木式アンテナ
八木式アンテナの構造は比較的簡単ですが、それを支えるためにたくさんの器具も用います。つまり、アンテナ本体以外の部品にも寿命が現れることがあるのです。
しかも基本的に屋根の上に設置されていますので、天候などの影響をダイレクトに受けます。サビや傾き、たるみといった劣化ポイントを見逃さないようにしましょう。
次のチェック項目を確認しましょう。
- 屋根馬やマストが傾いている
- アンテナ本体がサビている
- 塗装が剥がれている
- 素子(エレメント)が破損している
- 支線がゆるんでいたり、切れている
- ステーアンカーが外れている
素子とは、電波を受信する役目のある棒のことです。八木式アンテナは魚の骨のような形と言われますが、その骨の部分です。この部分が強風や積雪の重みなどで折れたり、破損してしまったり、気づいたら無くなっているということもあります。
また、屋根馬とはアンテナを固定する4本足の土台のようなもので、この屋根馬があることで斜めの屋根でもアンテナを垂直に固定することができます。
そしてこの屋根馬やアンテナを固定するために使うのがマスト(支柱)や支線、ステーアンカーという金具です。八木式アンテナでは、アンテナ以外のこうした固定用の器具に、交換が必要なほどの劣化が現れることもあります。
②パラボラ型アンテナ
BS/CS放送や4K8K放送に必要なのがパラボラ型アンテナです。丸いお椀のような形をしているアンテナで、マンションのベランダなどに取り付けられているのをよく見かけますね。
このパラボラ型アンテナは軒下に設置することもできるので、天候の影響が少なければ寿命は八木式アンテナよりも長くなると言われています。ただし次のような状態を見つけたら、寿命が迫っているかも知れません。
- 表面の塗装が剥がれている
- 支柱がゆるくなっている
- 取付金具がサビてきている
パラボラ型アンテナは、お椀の形をしている主反射鏡で平行にやってくる電波を受け止め、副反射鏡に集めます。この主反射鏡が白いのは太陽の熱に電波が邪魔されないようにするためなのですが、経年劣化で剥がれてしまうこともあります。その場合、受信レベルが下がっていると考えられます。
また、「支柱がゆるくなっている」と「取付金具がサビてきている」に関しては部品のみ交換すれば、アンテナ自体の交換が必要ない場合もあります。ご自分では判断がつかない場合は、必ず専門業者にご相談ください。
アンテナの寿命は設置場所や周辺の環境によって変化する?!屋外なら長くなることもあり
テレビのアンテナはずっと屋外にあるため、その環境によって寿命は大きく左右されます。例えば、海に近ければ海風を浴び続けているためサビやすくなるのです。
具体的には次の2つによって、アンテナの寿命が大きく変わります。
①住んでいる地域
前述した海の近く以外にも、積雪の多い地域では積雪による重さなどがアンテナの寿命に影響を与えます。また、台風が多い地域は暴風にさらされるリスクがあり、雨が多い地域は水に濡れている期間が長くなるため、腐食の危険性が高くなります。
②設置している場所
アンテナは基本的に屋外に設置されますので、その影響を受けることでそれだけ劣化は早くなります。しかし例えば、軒下に設置できるのであれば、ある程度雨を避けられるため、寿命は長くなることが期待できます。
もちろん受信レベルがそれほど変わらないのであれば屋根裏などに設置してもいいでしょう。寿命はさらに長くなるはずです。
また最近は、デザインアンテナが普及していますが、その理由のひとつに寿命の長さも挙げられます。天候の影響を受けにくいので、八木式アンテナよりも劣化が長くなることを期待して、取り替える人も多いようです。
まとめ
アンテナの寿命は環境によって変わりますが、設置してから10年から15年が目安です。10年をひと区切りとして、工事業者の方にメンテナンスや点検を依頼するといいでしょう。長く使えるようメンテナンスや修理をしてくれる上に、交換時期などの相談にも乗ってくれます。
また、アンテナ設置・工事に関してお困りごとなどありましたら、ぜひさくらアンテナにお任せください。アンテナに関するお悩み全て解決いたします。
さくらアンテナのアンテナ設置・工事の料金についてはこちらからご覧ください。
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