【テレビ映りの改善に効果的?】ブースターの選び方を解説!
2023.07.31
アンテナ工事
『テレビの映りが悪いけど、ブースターで直るのかな?』
テレビの映りが悪いときには、ブースターを取り付けると良いと言われることがありますが、その効果は実際どうなのでしょうか?
ブースターという言葉自体が、あまり馴染みのない方も多いかもしれません。
そこで、今回の記事ではテレビの映りを改善するとされる『ブースター』に焦点を当て、その機能や設置方法、さらに選び方のポイントなどもご紹介いたします。
ぜひこちらを参考に、最適なブースターを見つけてみてください!
【受信電波の弱い時に活躍!】ブースター(増幅器)の役割と必要性
『ブースター(増幅器)』は、テレビアンテナに使用される装置で、アンテナが受信した電波を増幅する役割を果たします。
では、なぜこのようなブースターが必要になるのでしょうか?
それは、アンテナで受信した信号がテレビまで届く間に、様々な要因で弱まってしまうからです。
電波が弱くなる主な要因は以下のようなケースがあります。
・電波の発信元から遠く離れた場所や、高い山や建物の影響がある場所にアンテナを設置する必要がある場合
・アンテナからテレビまでの距離が長い場合
・複数のテレビに電波を届ける必要がある場合
こうした状況では、電波が弱くなりやすく、その結果、映像や音声に影響が及ぶことがあります。そこで、ブースターが必要になるのです。
ブースターは受信した電波を増幅して、快適な視聴体験を提供する役割を果たしています。
ブースターの種類は主に3つ
テレビのブースターには主に3つの種類があります。
それぞれの特徴を解説していきますので、用途に応じたタイプを選ぶ参考にしてください。
「屋外用ブースター」
通常、アンテナの直下に取り付ける屋外用ブースターは、電波を効果的に増幅させることができます。特に電波が弱い地域や場所に適しています。
・『電波が弱い地域』について詳しくはこちら
強電界地域と弱電界地域でのアンテナの選び方
「屋内用ブースター」
屋外用に比べて増幅効果はやや控えめですが、屋根裏設置など目に見えないスペースに取り付けることができます。複数のテレビを接続して電波が弱くなった場合などに適しています。
・屋根裏設置について詳しくはこちら
アンテナ屋根裏設置のメリット・デメリット、失敗しない方法を解説
「卓上型ブースター」
大規模な工事が必要なく、室内のアンテナ端子とテレビのアンテナ入力の間に接続するだけで使用できる卓上型ブースターです。
室内にアンテナ端子がなく、室内用アンテナを使用している際や、複数のテレビのうち1台だけ電波が弱い場合などに最適です。
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【注意ポイント!】設置場所以外にも確認すべき4つの要素
ブースターを選ぶ際には、屋内か屋外か、卓上型かといった設置場所が重要なポイントですが、その他にもいくつか注意すべき要素があります。
誤った選択はブースターの効果を発揮させる上で問題を引き起こす可能性があるため、十分に確認しておきましょう。
①対応チャンネル
ブースターの対応チャンネルは特に注意や確認が必要です。
地上デジタル放送、BS放送・CS放送、4K放送・8K放送など、テレビ番組にはさまざまな種類があります。
ブースターによって対応する放送が異なるため、利用する放送に合わせて対応できるブースターを選びましょう。
例えば、地上デジタル放送と4K放送の両方に対応したい場合、以下の方法があります。
・地上デジタル放送と4K放送の両方に対応しているブースターを選ぶ。
・地上デジタル放送に対応したブースターと4K放送に対応したブースターを2つ別々に購入する。
必要なブースターの種類を把握し、購入前に確認しておくことが重要です。
・BS/CS放送について詳しくはこちら
BSとCSの違い!BS、CS環境を作る上で必要な設備や注意点を解説
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②利得の大きいもの
利得はブースターの増幅能力を示す指標で、db(デシベル)で表現されます。利得が大きいほど、電波をより強力に増幅できることを意味します。
迷った場合は、利得が大きいブースターを選ぶと良いでしょう。
③定格出力は大きいもの
ブースターの定格出力は、最大出力のレベルを示しています。
定格出力の範囲を超えると、映像が乱れたり、電波が受信できなくなる可能性があります。迷った時は、利得と同様に数値の大きいブースターを選択することが安心です。
※定格出力は通常、dBµV(デシベルマイクロボルト)で表記されます。
④雑音指数は低いもの
雑音指数は受信した電波がノイズの影響を受ける程度を示します。
低い雑音指数が望ましいため、数値が小さいブースターを選ぶようにしましょう。
※雑音指数は通常、NF(ノイズフィギュア)として表記されます。
これらの要素について確認し、候補となるブースターを比較検討することで、最適なブースターを選ぶことが大切です。
まとめ
今回は、ブースターの基礎知識や、選び方のポイントなどを解説させていただきました。
テレビブースターは、アンテナが受信した電波を増幅してくれる便利な装置です。
ブースターの種類には、屋外用、屋内用、卓上型の3つがあります。屋外用は電波が弱い地域に適しており、屋内用は屋根裏など見えないスペースに適しています。卓上型は手軽に設置できる便利なタイプです。
また、ブースターを選ぶ際には、対応チャンネル、利得、定格出力、雑音指数といった要素に注意しましょう。放送に対応するブースターを選ぶことや、利得が大きく、定格出力が適切なものを選ぶことが重要です。
これらのポイントを確認しながら、自分に適したテレビブースターを選んで、より快適な視聴体験を楽しんでください。
さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査(電波測定)】を行い、お客様のお困りごとに最短即日対応させていただきます。
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