テレビが真っ暗で映らない!そんな困ったときの対処法を解説します!
2021.09.15
アンテナのトラブル
突然テレビの画面が真っ暗になってしまったときの対処法を解説します。
地上デジタル放送の場合、テレビ画面が真っ暗になるトラブルはブラックアウトと言います。
これは主に電波がテレビに届いていないために起きる現象です。
突然、このブラックアウト状態になった場合は、慌ててしまうのが普通ですが、どのように対応すれば良いのか、順番を追いながら解説していきます。
テレビ画面が真っ暗になるのは電波障害の一つであるブラックアウト
テレビ画面が急に真っ暗になったときに的確な行動ができるように、まずはブラックアウトについて解説します。
地上デジタル放送で起きる電波障害は、主にこのブラックアウトとブロックノイズの2つがあります。
ブロックノイズとは、映像にモザイクがかかった状態になることで、ブロック状のゆがみによって視聴が困難になります。
主に電波不足と接触不良が原因です。
一方のブラックアウトとは、まさに真っ黒になって何も見えなくなる状態です。
こちらも電波不足と接触不良が原因ですが、ブロックノイズは一部の映像が見られているのに対し、ブラックアウトは映像が観られるアンテナレベルの電波が届いていない状態です。
目に見えない電波を受信してテレビで映像として映すために、電波を電気信号に変換し、その中から映像用と音声用の信号を取り出していきますが、この電気信号を取り出せるまでのアンテナレベルの電波が届かない場合に、ブロックノイズやブラックアウトなどの電波障害が起きてしまいます。
特に映像が表示できるほどの電波が届いていない場合に、ブラックアウトという状態になってしまいます。
こうした仕組みを理解してから、テレビの画面が真っ暗になったときの対処法を見てみましょう。
テレビ画面が真っ暗になったときにすべき確認と8つの対処法
それではテレビの画面が急に真っ暗になったときにどうするのか、お家で簡単に対処できる順番にご紹介します。
①テレビの電源を確認しよう
雷が鳴ったなど急な天候の変化がなければ、意外と多いのがこの電源の問題です。電源コードが引っかかったりするなどで、知らずに電源が落ちてしまうことがあります。
リモコンで電源ボタンを押してみて、テレビの電源ランプが付くかどうか確認してください。
通常、電源ランプの色は下記のようになっています。
緑…電源が入っている状態です。
赤・オレンジ…電源が入っていない状態です。
リモコンの電源ボタンにテレビが反応しない場合は、テレビの裏側にある主電源ボタンを押してください。
それでも電源が入らない場合は、コンセントが外れていないか確認してください。
②音声が出ているか確認しよう
画面が真っ暗になってしまったが、音声は出ているという状態はテレビ自体の故障や不具合の場合が多いです。
テレビまで電波は届いていても基盤や精密部品の故障で映像を出力できない状態になっているかもしれません。
この場合はメーカーに問い合わせてみましょう。
③番組表が映るか確認しよう
画面が真っ暗になったら、番組表が画面に表示されるかどうか確認してみましょう。
番組表がいつも通り表示されていれば、チャンネル設定が正しくない場合があります。
一度、再設定してみましょう。
④テレビを再起動してみよう
テレビは一時的な不具合で映像や音声にトラブルが出る場合があります。
その時に有効なのがテレビ本体の再起動です。
まず、電源を落とし電源プラグをコンセントから外します。
2~3分たってから電源を戻します。
再起動の作業はこれだけです。状態が回復しているか確認しましょう。
⑤『E202』などのエラーコードを確認しよう
次はエラーコードを確認しましょう。テレビにはトラブルがあった際にエラーコードを表示して、トラブルを知らせる機能がついています。
メーカーによって若干の違いはありますが、代表的なエラーコードは下記になります。
「E100」「E101」「E102」…B-CASカードもしくはC-CASカードに問題があるときに表示されます。
また「E201」や「E202」は、アンテナの受信レベルが低くなっていることが原因です。このエラーコードを確認することによって、原因がある程度わかります。
「E100」「E101」「E102」が表示されている場合は、次の⑥の項目を確認してください。
また、「E201」や「E202」が表示されている場合は、⑦と⑧の項目を確認してください。
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⑥B-CASカードを確認する
B-CASカードとは、アンテナに届いた電波をテレビで見るために、映像化するためのカードです。
テレビやチューナー、ブルーレイレコーダーなどの製品に同梱されていて、使用する際に契約する形になっています。
そのためこのカードに不具合があると、電波を適切に映像化できなくなり、トラブルが発生してしまいます。
B-CASカードを一度抜いてみて、破損や欠けがないか確認してください。
また新たに差し込む際は一度乾いたタオルなどで拭いてからにしましょう。
目に見えない汚れが付着していることで、電波障害が起きていることがあるからです。
これらを試してみても状態が改善されない場合は、B-CASカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
⑦ケーブルの接続を確認する
次に行うのはケーブルなどの配線を確認することです。
テレビの電源がついているのに画面が真っ暗になっているということは、電波が届いていないブラックアウトの状態であることが考えられます。
そのため電波の通り道となるケーブルがしっかり接続されているのか、確認する必要があります。
特に、アンテナボックスとテレビについているアンテナ端子の間に、ブルーレイレコーダーや分配器、分岐器などを経由して接続しているケースは要注意です。
見た目はどこで不具合が起きているか分かりませんので、一つひとつ順番に差し直すといった確認作業をする必要があります。
⑧アンテナを確認する
ここまで試してみて改善しない場合は、アンテナを確認することになります。
状態によって自分で直せるのか、専門業者に直してもらうのか異なりますが、まずは外に出てアンテナに問題がないか、確認しましょう。
代表的な確認方法は次の4つです。
・アンテナが傾いていないか
・アンテナが折れていないか
・アンテナがサビていないか
・アンテナに糞などの被害はないか、など
このように目で確認できるトラブルがある場合は、台風や大雨などの悪天候が続いた後によく見られます。
しかし目で見て不具合を発見できなければ、ご自分で問題箇所を見つけることは困難です。アンテナ工事専門業者に相談してみましょう。
テレビが突然真っ暗になったときは落ち着いて電源の確認を
テレビの画面が急に真っ暗になると慌ててしまいますので、こうした知識をあらかじめ覚えておくのがおすすめです。
今回紹介したように、①から順番に確認してみてください。
それでもテレビが見られない場合は、個人で原因を特定するのは難しくなります。
アンテナ工事専門業者に相談してみましょう。
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さくらアンテナでは、365日年中無休でアンテナの不具合のサポートをさせていただいています。
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また、充実したアフターサポートで対応させていただきます。
見積り・現地調査は無料です。
見積後のキャンセルも可能ですので、急なトラブルでお困りの際は、是非ご相談ください。
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