【何に使うもの?】パラスタックアンテナの役割を解説します
2023.03.08
アンテナ工事
『パラスタックアンテナって普通のアンテナと何が違うの?』
たまに目にするけど、どういう物なのかよく知らないという方も多いと思います。
パラスタックアンテナは【電波障害用】や【高性能アンテナ】と言われることもあります。
地上デジを受信するアンテナの種類なんですが、一般的な物とは少し違います。
今回は、パラスタックアンテナがどういった機器なのか解説したいと思います。
パラスタックアンテナの特徴
屋根上に設置されている一般的なテレビアンテナに『八木式アンテナ(素子アンテナ)』という魚の骨のような形をしたアンテナがあります。
パラスタックアンテナは、この素子アンテナの種類の一つで、基本的には一般的な素子アンテナよりも受信性能が高くなっています。
こちらでは、どういった違いがあるのか、どんな場合に使用するのか、などをご紹介させていただきます。
・八木式アンテナについて詳しくはこちら
魚の骨にそっくり!八木式アンテナはこんなお家にお勧め
一般的なタイプとの違い
大きな違いの一つが、素子数の違いです。
素子というのは、電波を受信する部分なのですが、こちらの数によって受信性能に違いが出てきます。
一般的なタイプの八木式アンテナなどは、14素子や20素子がほとんどで、基本はこちらで問題ありません。
そして、パラスタックアンテナは一本の軸の部分に対して素子がX(エックス)状に何本も付いています。
パラレル(水平)とスタック(垂直)で素子が付いているので『パラスタック』と呼ばれています。
その為、一般的な素子アンテナの実質2倍程度の素子が付いていることになります。
素子数が通常の素子アンテナの倍ということは、パラスタックアンテナの方が受信性能が高いということになるのです。
・素子について詳しくはこちら
素子とは?地デジアンテナの仕組を解説
どんな場合に使用する?
やはり受信性能が高いので、電波が弱い・受信環境が良くない地域(弱電界地域)などで設置されることが多いです。
一般的な八木式アンテナ(素子アンテナ)も、デザインアンテナ(平面アンテナ)などに比べると受信性能は高いのですが、それでも受信が難しいときにはパラスタックアンテナが使用される場合があります。
ただ、デメリットとしては、通常の物よりも価格は高めになってしまいます。また、面積が多くなり強風などの影響を受けやすくなるので、劣化などが早くなってしまう場合があります。
・デザインアンテナについて詳しくはこちら
デザインアンテナとは?事前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介
・弱電界地域について詳しくはこちら
強電界地域と弱電界地域でのアンテナの選び方
まとめ
今回は、パラスタックアンテナの基本的な情報をご紹介させていただきました。
テレビの電波受信が弱い地域などでは、高い受信性能のあるパラスタックアンテナを設置する場合があります。
若干コストが掛かったり、通常より劣化が早い場合などもありますが、受信環境を改善するためにはとても有効な手段になります。
さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査】を行い、お客様の受信環境のトラブルなどに適切な対応をさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください!
関連記事:
電界強度に応じたテレビアンテナの選び方
アンテナ設置工事対応エリア
- 東京都
- 千葉県
- 神奈川県
- 埼玉県
- 大阪府
- 京都府
- 兵庫県
- 奈良県
- 滋賀県
- 和歌山県
- 三重県
- 愛知県
- 徳島県
- 香川県
- 愛媛県
- 高知県