テレビアンテナにも寿命がある!修理・交換のタイミングを解説します
2022.06.20
アンテナ工事
普段、テレビアンテナの寿命を気にして生活している人はいないでしょう。
ほとんどの人はテレビの映りが悪くなって、初めてアンテナの寿命を意識するのではないでしょうか。
しかし急にテレビの映りが悪くなってしまうと、テレビが観られないという状態が続いてしまい、事前にちゃんとメンテナンスしておけば良かったと後悔される方も多いです。
そうならないためにも、今回は一般的に使用されるテレビアンテナ(八木式アンテナ・パラボラアンテナ・デザインアンテナ)の寿命について、アンテナ工事のプロ目線で解説していきます。
テレビアンテナの寿命は一般的に10~15年
どんなものにも寿命があるように、アンテナにも寿命があります。
一般的には10年〜15年と言われていますが、これはあくまでも目安で、早ければ5年で故障することや、30年以上同じアンテナを使っているご家庭もあります。
アンテナが寿命を迎えているとテレビの映りが悪くなったり視聴できなくなりますが、それだけではありません。
サビている部分があれば強風による負荷や、雪などの重みで曲がってしまい、最悪の場合は壊れてしまうケースがあるのです。
しかも、折れた部分が外壁や屋根を傷つけることがあります。
また落下して、通行人をケガさせてしまったという事故を引き起こす可能性もあります。
下から見ている分にはそれほど大きく見えないアンテナですが、実は3メートルくらいあって、重さは10キロもあります。
そのアンテナが落下すれば大変な事になってしまいます。
ですから、常にアンテナのことを気にする必要はありませんが、設置して10年くらい経っているようであれば、アンテナの状態も一度確認してみてください。
アンテナ工事専門業者にも相談してみましょう。
弊社さくらアンテナでも、お問い合わせいただきましたらすぐに現地調査にお伺いいたします。
「アンテナの寿命が気になる」という方はこちらからお問い合わせ下さい。
アンテナの寿命は設置場所や周辺の環境で変わります
テレビのアンテナはずっと屋外にあるため、その環境によって寿命は大きく左右されます。
例えば、海に近ければ海風を浴び続けているためサビやすくなるのです。
具体的には次の2つによって、アンテナの寿命が大きく変わります。
①住んでいる地域
前述した海の近く以外にも、積雪の多い地域では積雪による重さなどがアンテナの寿命に影響を与えます。
また、台風が多い地域は暴風にさらされるリスクがあり、雨が多い地域は水に濡れている期間が長くなるため、腐食の危険性が高くなります。
②設置している場所
テレビアンテナは基本的に屋外に設置されますので、その影響を受けることでそれだけ劣化は早くなります。
しかし例えば、軒下に設置できるのであれば、ある程度雨を避けられるため、寿命は長くなることが期待できます。
受信レベルがそれほど変わらないのであれば屋根裏などに設置することで、寿命はさらに長くなるはずです。
また最近は、デザインアンテナが普及していますが、その理由のひとつに寿命の長さも挙げられます。
天候の影響を受けにくいので、八木式アンテナよりも劣化が長くなることを期待して、取り替える人も多いようです。
アンテナタイプ別の寿命チェックポイント
幾つかのポイントを見て、アンテナの状態を確認しましょう。
テレビの映りが悪くなることでアンテナの異変に気づくことが最も多いのですが、その前にアンテナの状態がどうなっているのか、確認することもできます。
アンテナの種類によってチェックポイントが違いますので、主な3つのタイプ別に分けて紹介していきます。
①八木式アンテナのチェックポイント
八木式アンテナの構造は比較的簡単ですが、それを支えるためにたくさんの器具も用います。
つまり、アンテナ本体以外の部品にも寿命が現れることがあるのです。
しかも基本的に屋根の上に設置されていますので、天候などの影響をダイレクトに受けます。
サビや傾き、たるみといった劣化ポイントを見逃さないようにしてください。
次のチェック項目を確認しましょう。
・素子(エレメント)が破損している
・屋根馬やマストが傾いている
・支線がゆるんでいたり、切れている
・ステーアンカーが外れている
・アンテナ本体がサビている
・塗装が剥がれている
素子(エレメント)とは、電波を受信する役目のある棒のことです。
八木式アンテナは魚の骨のような形と言われますが、その骨の部分です。
この部分が強風や積雪の重みなどで折れたり、破損してしまったり、気づいたら無くなっているということもあります。
また、屋根馬とはアンテナを固定する4本足の土台のようなもので、この屋根馬があることで斜めの屋根でもアンテナを垂直に固定することができます。
そしてこの屋根馬やアンテナを固定するために使うのがマスト(支柱)や支線、ステーアンカーという金具です。
八木式アンテナでは、アンテナ以外のこうした固定用の器具に、交換が必要なほどの劣化が現れることもあります。
②パラボラ型アンテナ(BS/110度CSアンテナ)のチェックポイント
BS/CS放送や4K8K放送に必要なのがパラボラ型アンテナです。
丸いお椀のような形をしているアンテナで、マンションのベランダなどに取り付けられているのをよく見かけますね。
このパラボラ型アンテナは軒下に設置することもできるので、天候の影響が少なければ寿命は八木式アンテナよりも長くなると言われています。
ただし次のような状態を見つけたら、寿命が迫っているかも知れません。
・表面の塗装が剥がれている
・支柱がゆるくなっている
・取付金具がサビてきている
パラボラ型アンテナは、お椀の形をしている主反射鏡で平行にやってくる電波を受け止め、副反射鏡に集めます。
この主反射鏡が白いのは太陽の熱に電波が邪魔されないようにするためなのですが、経年劣化で剥がれてしまうこともあります。
その場合、受信レベルが下がっていると考えられます。
また、「支柱がゆるくなっている」と「取付金具がサビてきている」に関しては部品のみ交換すれば、アンテナ自体の交換が必要ない場合もあります。
ご自分では判断がつかない場合は、アンテナ工事専門業者にご相談ください。
③デザインアンテナ(平面アンテナ)のチェックポイント
デザインアンテナは、壁面に取り付けることができる箱型のアンテナで「平面アンテナ」や「フラットアンテナ」とも呼ばれています。
軒下の壁面に設置できるので、悪天候などの影響による劣化は起きにくく、アンテナ本体はプラスチックの樹脂に覆われているので、金属部分が錆びたり損傷したりすることは少ないです。
しかし、もともと雨風の影響を受けにくい場所への設置を想定した構造になっているため、製品自体の耐久性は若干低いです。
チェックポイントは次のようなところです。
・ボックス部分の破損
デザインアンテナのボックス部分は経年劣化により破損してしまうことがあります。
これが原因でボックス内に雨などが入ってしまい、錆びや劣化、アンテナの故障に繋がってしまいます。
ただ、デザインアンテナは壁面に設置されることが多いので、屋根上のアンテナよりも日頃から状態を確認しやすいです。
まとめ
アンテナの寿命は環境によって変わりますが、設置してから10年から15年が目安です。
現状で不具合などが無くても10年をひと区切りとして、アンテナ工事専門業者の方にメンテナンスや点検を依頼するといいでしょう。
長く使えるようメンテナンスや修理をしてくれる上に、交換時期などの相談にも乗ってくれます。
また、アンテナ設置・工事に関してお困りごとなどありましたら、ぜひさくらアンテナにお任せください。
アンテナに関するお悩み全て解決いたします。
さくらアンテナのアンテナ設置・工事の料金についてはこちらからご覧ください。
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