デザインアンテナとは?事前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介
2021.03.03
アンテナメーカー
テレビアンテナといえば、魚の骨のような形をしている八木式アンテナか、白くてお椀のような形のパラボラアンテナが一般的ですが、近年はデザインアンテナの人気が急上昇中です。
しかし、このデザインアンテナにどのようなメリットとデメリットがあるのか、あまりよく知られていないのが現状です。
そこでこの記事では、デザインアンテナとはどのようなアンテナなのかをご紹介し、そのメリットとデメリットについても解説していきます。
四角くてコンパクトな特徴を持つデザインアンテナにはどんな特徴がある?
デザインアンテナが市場に登場したのは2012年頃とされています。つまりまだ10年も経っていない製品です。
その名称の通り、オシャレで洗練されたデザインのアンテナをいいます。
それでは、具体的な特徴を見ていきましょう。
①どんな形をしているの?
デザインアンテナは別名平面アンテナともいわれるように、四角いボックス型のアンテナです。大きさでいえば、一辺の大きさが15㎝程度で、厚みは5㎝前後のものが多くなっています。
一般的なイメージのアンテナとは違うのがこの形状だけでも分かりますよね。
しかもカラーバリエーションも豊富で、外壁の色などに合わせることも可能です。
②どこに取り付けるの?
コンパクトなボックス型のアンテナですから、設置する場所を選ばないのもこのデザインアンテナの特徴です。八木式アンテナとは違い、大きな場所がなくても設置できます。
ただし、しっかりと電波を受信できる場所でなくてはいけません。そのため屋根の上につけるケースもありますが、外壁やベランダ、屋根裏などの壁面に設置するのが一般的です。
③どの放送も視聴できるの?
答えを先にいうと、デザインアンテナで観られるのは地デジ放送のみです。
それは、四角い箱の中に入っている素子(エレメント)で電波を受信する仕組みになっているからです。
八木式アンテナは魚の骨のような形をしていますが、骨のように見える部分を専門的な用語で素子といいます。この素子が電波をキャッチすることで、テレビが観られるのです。
つまりデザインアンテナが電波を受信する仕組みは、地デジ用のアンテナである八木式アンテナと同じなのです。
オシャレなだけじゃない。故障や劣化しにくいのもデザインアンテナのメリット!
デザインアンテナの特徴を見てきましたが、この項目ではメリットについて解説しましょう。特徴的な形が生み出すメリットもあります。
①おしゃれでアンテナだと分からない
デザインアンテナの最大の特徴が、コンパクトで四角い形をしていることです。つまり八木式アンテナのように、ひときわ目立つということがないのです。
取り付ける場所は主に外壁ですし、カラーバリエーションも豊富で外壁の色に合わせることもできます。住宅の外観がスッキリ見えるため、八木式アンテナやパラボラアンテナのように本体が目立つのは避けたいという方におすすめです。
②故障のリスクが少ない
デザインアンテナの場合、電波を受信する素子の部分は箱の中に収納されています。つまり屋外に設置していても、大事な部分は雨や風にさらされることはないのです。
そのためデザインアンテナが劣化したり、故障したりすることは少ないとされます。
また強風に煽られて素子が折れたり、アンテナ自体が落下したりという通行人や駐車している車に当たるなどといった被害が出にくいのもデザインアンテナのメリットです。
受信感度が弱く、価格が高くなりがちなのが大きなデメリット!
オシャレな形状をしているがゆえのデメリットもあります。代表的なのは次の2つです。
①受信感度が低い
デザインアンテナは電波を受信する素子がボックスの中に入っているので、受信感度が弱くなることがデメリットの一つです。
また八木式アンテナの場合、素子の本数が多いほど受信感度が高くなるのですが、デザインアンテナはコンパクトな形状をしているため限度があります。
そのため、弱い電波しか届かない場所での設置は推奨されません。
ブースターを設置することで改善することもありますが、その分、費用が高くなりますし、調査してみないと分からないというのもデメリットのひとつでしょう。
②価格が高め
デザインアンテナのもうひとつのデメリットとして考えられるのは、価格が高いことです。
相場でいえば、八木式アンテナは1万5,000円前後から3万円くらいですが、このデザインアンテナは2万5,000円前後から5万円くらいです。
アンテナケーブルなどの配線設備を隠すことができ、外観がスッキリするといったメリットがある分、デメリットもあるということですが、それでも納得できるかどうかは判断が分かれるところでしょう。デザインアンテナを取り付けるかどうか迷っているという方は、電波の受信状態を調べてもらうのも1つの手です。
まとめ
おしゃれなアンテナとして人気のデザインアンテナですが、現在では製造するメーカーも増え、バリエーションも多くなっています。
電波の受信に問題がない場所に設置するのであれば故障も少ないですし、自然現象の影響を受けることもほとんどないのでオススメです。
住宅を新築したときやアンテナ交換のタイミングはもちろん、この記事を読んで気になった方はぜひさくらアンテナにご相談ください。
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