4K受信のためにアンテナケーブル交換が必要な理由!他にいるものも解説!
2022.12.06
アンテナ工事
4Kテレビ(4K対応テレビ)を購入しても、一部の4K放送しか視聴できません。
全ての4K放送(以後「新4K8K放送」)を楽しむためには、4K対応のアンテナケーブルへの交換が必要です。
同じBS4K放送なのに、なぜ使えないのでしょうか?
この記事では、新4K8K放送を視聴するためにアンテナケーブルを交換するべき理由と、必要な機器、配線について解説します。
4Kテレビを購入して新4K8K放送を楽しみたい方は、ぜひ読んでみてください。
4Kテレビ導入時にアンテナケーブルを交換するべき理由
新4K8K放送を視聴するためには、4K対応のアンテナケーブルが必要です。
なぜなら従来の放送と新4K8K放送では、使用する衛星電波の種類と周波数帯が違うからです。
両者の違いについてくわしく解説します。
右旋放送と左旋放送
従来のBS/CS放送と新4K8K放送は使用している電波が違い、BS放送の電波はらせん状に円を描くようにして届いています。
従来のBS/CS放送は「右回り=右旋」新4K8K放送は「左回り=左旋」となり、電波の混信を防ぐために回転方向が異なっています。
従来のアンテナケーブルは、新しくできた左旋放送の受信に対応していません。
周波数の違い
また従来のBS/CS放送と新4K8K放送では使用している周波数帯が異なります。
BS/CS放送(右旋)は1032MHz〜2071MHz、新4K8K放送(左旋)では2224MHz~3224MHzの周波数を使用しています。
従来のBS/CS放送用のアンテナケーブルは、右旋の周波数帯までしか対応していないため、左旋の周波数帯まで対応しているケーブルへの交換が必要なのです。
4K対応アンテナケーブルの見分け方
アンテナを選ぶ際、4Kに対応しているのはどれか、迷う方もいるかもしれません。
4K対応のアンテナケーブルかどうかは、以下の2つを選べば間違いありません。ケーブルの商品情報を確認してから購入しましょう。
「新4K8K」と表示されているもの
4K対応アンテナケーブルのパッケージには、ほとんどの場合「新4K8K」と表示されています。
「新4K8K」と表示されていないケーブルでも、商品説明で左旋の周波数帯である「~3224MHz」と書かれていれば4Kに対応したケーブルです。
型式が「S」からはじまるもの
アンテナケーブルの型番は「対応周波数」「ケーブルの太さ」「ケーブルのインピーダンス(電気抵抗の値)」「絶縁体の材料」「外部導体の種類」の順にJIS(日本産業規格)で表記されています。
BS/CS放送に対応しているケーブルは、最初のアルファベットが「S」のものです。
型番が「S」以外で始まっているものは非対応のため、間違えないよう気をつけましょう。
4K衛星放送を全て視聴するためには何が必要?
4K放送には従来の右旋放送と新しく増えた左旋放送のチャンネルがあり、4K対応の機器ではなくても一部の4K放送は視聴できます。
しかし全ての4K放送、8K放送を視聴するためには次のような準備が必要になります。
必要な機器
新4K8K放送を視聴するために必要な機器は、主に以下のとおりです。
- 4Kテレビまたは4K対応テレビ+チューナー
→4Kチューナーを内蔵していない4Kテレビの場合はチューナーが必要 - 4K対応テレビアンテナ
→新しく購入が必要 - 4K対応アンテナケーブル
→新しく購入が必要 - 4Kチューナー内蔵レコーダー
→4K放送を録画したい場合 - その他の4K対応機器
→分波器、分配器、ブースターなど
各ご家庭によって、必要な機器は異なります。
アンテナケーブルの配線
配線の流れは、マンションなどでの共同受信か個別受信か、また使用環境によって異なりますが、おおむね以下のような流れになります。
<1つの部屋で視聴する場合>
アンテナ(ブースター)→アンテナケーブル→直列ユニットまたは壁面端子→分波器→4K対応TVやレコーダー
<複数の部屋で視聴する場合>
アンテナ(・ブースター)→アンテナケーブル→分配器→アンテナケーブル→直列ユニットまたは壁面端子→分波器→4K対応TVやレコーダー
4K対応アンテナケーブルの配線を専門業者に任せることもできる
アンテナの配線は複雑で、普段から機械に触れているような人でないと、自分で配線するのは難しいかもしれません。
試行錯誤しながらケーブルを配線するのに時間がかかることを考えると、アンテナ専門の業者に頼んでしまうのも一案です。
専門業者に依頼すると、スムーズにアンテナケーブルを交換できるため、4Kテレビを購入したらすぐに新4K8K放送を楽しめます。
まとめ
今回は新4K8K放送を視聴するために、4K対応のアンテナケーブルが必要な理由と、見分け方、必要な機器を紹介しました。
4K放送の中には右旋、左旋放送があり、また周波数の違いにより、従来のケーブルでは全てのチャンネルを視聴できません。
新しいケーブルを購入する時には、パッケージに「新4K8K」と表示のあるもの、または型番が「S」から始まるものを選びましょう。
4K放送対応のアンテナケーブルを購入して、自分で配線することもできますが、複数の部屋で使用したい場合は、配線が少し複雑になります。
配線や機器の設置について不安のある方は、アンテナの専門会社さくらアンテナまでお気軽にご相談ください。
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