上手にまとめる方法は?テレビ裏の配線で危険なポイントを解説!
2022.12.07
テレビの知識
「テレビ裏って配線が多い!コードがこんなにあって危険じゃないの?」
配線が複雑になりがちなテレビ裏を「もう少しスッキリさせたい」と思う方は多いのではないでしょうか?
この記事では、テレビ裏の配線が危険なポイントと危険のないまとめ方について解説します。
ご自宅のテレビ裏の配線に危険がないか、チェックしてみてください。
テレビ裏の配線の危険なポイント
多くの配線をまとめると危ない、と聞いたことがある方もいるかもしれません。
では、どんな配線が危険なのかご存じでしょうか?
ここでは、テレビ裏の配線でやりがちな危険な配線とその理由を解説します。
コードの折り曲げ
電源コードを折り曲げて収納するのは危険な配線です。
電源コードの内部には銅線が入っていて、銅線が切れると使えなくなります。また最悪の場合、切れた動線が発火する危険性があります。
また消費電力の大きい機器のコードを束ねると、発熱して危険な場合があります。
タコ足配線で分配
テレビ裏は使用機器が集中するため、起こりがちな配線がタコ足配線です。
コンセントや電源タップには「定格電流」「定格電圧」といった電気容量が決まっており「15A/125V(1500Wまで)」などと説明書に記載されています。
容量を超えて使用すると発熱、発火の危険性があるため、使用前に電気容量を確認して使用しましょう。
コンセント回りのホコリを放置
「トラッキング現象」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
トラッキング現象とは、電源プラグとコンセントの間のホコリに湿気が加わることにより、発火するもっとも危険な現象です。
電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返され、その熱で加熱されて電源プラグの刃の間にできる「トラック」と呼ばれる電気の道から放電し発火します。
トラッキング現象は、台所や洗面所などの湿気が多いところで起こりやすいため、乾いた布で、コンセントをこまめに掃除してホコリを取り除いておきましょう。
危険のないテレビ裏の配線
危険のないようテレビ裏の配線にするためには、次のようなポイントがあります。
コードを短くする
曲げたり束ねたりしないようにするために、なるべく短いコードを利用するとよいでしょう。
家電量販店やネットショップで0.2m程度の短い電源コードも販売されています。
コードを適切な長さのものに取り替えると、コードがからまって熱をもつ心配もなく、安全性が高まります。
コードはゆるく巻く
コードをゆるく巻けば、発火リスクは低くなります。
折り曲げてキツく巻いてしまうと発熱したとき放熱する余裕がなくなるため、発火の可能性が高まるのです。
電源コードを巻いて収納したい場合は、放熱する隙間ができるようゆるく巻きましょう。
また、消費電力の大きい電化製品のコードを巻くのはなるべく避けたほうがよいでしょう。
放熱量が高いため、危険性が高まります。
コードを床に置かない
コードを床に置くのも避けた方が良いでしょう。
コードを床に置くと、重い家具などの下敷きになって内部の線が傷ついたり、コードが動いてコンセントが抜けたりして、傷ついたコードや差し込み口から発火する可能性があります。
また、コードを床に置くと掃除がしにくいため、ホコリがたまりやすくなります。
コンセント回りにホコリがたまって電源コードが発熱した場合、火花放電で発火するトラッキング現象が起こることがあるため危険です。
テレビ裏の配線で危険のないまとめ方3選
簡単に手に入るアイテムでテレビ裏の配線をまとめる3つの方法を紹介します。
安価でおしゃれなデザインのアイテムが、100均やIKEAなどで販売されています。
1.コードクリップでまとめる
テレビ裏の配線を収納するのに一番簡単なのは、コードクリップでまとめる方法です。
洗濯バサミのように簡単にコードをまとめられ、100均でもさまざまなサイズが販売されています。
まとめたいコードの本数が少ないのであれば、もっともおすすめの方法です。
コードを外したいときにも簡単に外せるため、便利で使いやすいアイテムです。
2.ワイヤーネットとリングでコードを固定する
丸くまとめたコードを単語帳に付いているようなリングで、ワイヤーネットに留めて固定する方法もあります。
どちらも100均で手に入り、ワイヤーネットの種類が豊富にあるため、設置場所にぴったりのサイズを選べます。
ワイヤーネットをテレビ台の裏にフックでつり下げたり、スタンドを購入して見えないところに立てたりすると、配線を隠せて掃除もしやすく、テレビ裏がスッキリとまとまります。
3.収納ボックスで隠す
ケーブルボックス、タップボックスと呼ばれる収納ボックスで、電源タップごと隠してしまえば、ごちゃごちゃした配線が全て箱の中に収まります。
テレビやスマホ、ゲームなどのコードは、つなげっぱなしの方も多いのではないでしょうか?
これらのボックスを活用すると、見た目がスッキリするだけでなく、フタ付きのものであれば、ホコリがたまりにくいのもメリットとなります。
ただし電源コードはボックス内で熱を持ちやすく、無理にケーブルボックスに押し込むと、コードに傷がつき、発火する危険性もあります。
配線を収納するボックスは、ゆとりを持ったサイズを選ぶとよいでしょう。
まとめ
今回は、テレビ裏の配線が危険なポイントと危険のないまとめ方を紹介しました。
テレビ裏の配線で危険なポイントは以下のとおりです。
- コードの折り曲げ
- タコ足配線
- コンセント回りのホコリ
テレビ裏は接続する機器が多いため、配線が複雑になりがちです。ご自宅のテレビ裏の配線に危険はなかったでしょうか?
- コードを短くする
- コードをゆるく巻く
- コードを床に置かない
このような点に気をつけて、危険のない配線にしておきましょう。
それでもコードが多すぎてまとめるのが大変な場合は、アンテナケーブルを分配するなど専門的な方法もあります。
アンテナの配線にお悩みにあれば、アンテナの専門会社さくらアンテナにお気軽にご相談ください。
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