【BSアンテナを交換する時期の目安】タイミングとポイントを解説!
2023.06.02
アンテナのトラブル
『うちのBSアンテナかなり古いけど、まだ大丈夫なのかな?』
BSアンテナの交換時期は、長期間使用するテレビ設備の一つとして気になるポイントです。
アンテナの経年劣化や状態の変化など、適切な受信や快適な視聴環境を維持するためには、適切なタイミングでの交換が必要になります。
今回は、BSアンテナの交換時期の目安と交換のポイントについて詳しく解説させていただきます。
BSアンテナの仕組みを解説
BSアンテナは、パラボラ型の形状を持つ白いお椀状のアンテナです。
BS放送用の電波は、地上3.6万キロの位置にある静止衛星から送信されます。
この電波は比較的弱く、また超高周波の送信周波数を使用しているため、電波を効果的に受信するためにパラボラアンテナが採用されています。
一般的に、BSアンテナは以下のような構造をしています:
- 反射鏡:お椀型の形状で、静止衛星からの電波を集め放射器に反射させる役割をします。
- 放射器:受けた電波を受け取り、コンバーターに送ります。
- コンバーター:集めた電波を処理しやすい形式に変換して送信します。この際、ケーブルや周辺機器が使用されます。
- 同軸ケーブル:コンバーターから送られてきた電波をテレビまで伝送します。
- 支持アーム:コンバーターと放射器を支える役割を担っています。
BSアンテナは主に金属製であり、屋外に設置されているため、使用中に劣化が進むことがあります。そのため、交換が必要になる場合があります。
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BSアンテナ交換時期のポイント
BSアンテナは屋外に設置され、静止衛星に向けられています。その方角は南南西であり、地域によっては太陽光を直接浴びる時間が長い場合もあります。
アンテナは白く塗装されており、太陽光を吸収しないようになっていますが、それでも紫外線などの要因によって劣化が進むことがあります。
一般的に、BSアンテナの寿命は約10年とされています。ただし、これはあくまで目安であり、周囲の環境によって寿命は異なる場合もあります。
以下に、どのような状況がアンテナの寿命に影響を与えるかをまとめました。
- 日本国内では雨が酸性傾向なので、金属部分が錆びる可能性があります。
- 紫外線が強い地域では塗装が剥がれやすくなる場合があります。
- 風が強い地域では、反射鏡や固定金具に負荷がかかる可能性があります。
- 海風には塩分が含まれており、海に近い地域では劣化が早く進むことがあります。
- 雪の降る地域では、雪によって固定金具などに負荷がかかる場合があります。
これらの状況下にある場合、アンテナの寿命は短くなる可能性があります。
また、以下のような状態が見られる場合は、アンテナを交換する時期のサインと考えられます。
- 適切に接続されているにもかかわらず、BS放送が視聴できない
- 塗装が剥がれている箇所がある
- サビが発生している箇所がある
- 支柱や固定金具が不安定で揺れているなど
ベランダに設置されている場合は、交換作業を自分で行うことができますが、屋根や高所の外壁に取り付けられている場合は、交換作業が難しいこともあります。
その為、交換作業をご希望の場合はアンテナ工事専門業者への依頼をおすすめいたします。
交換時期・寿命を延ばすためのメンテナンス
BSアンテナの一般的な寿命は10年ですが、交換時期を遅らせるためには定期的なお手入れやメンテナンスが欠かせません。
以下に一般的なメンテナンス方法を紹介します。
- 雨上がりには雨水を拭き取る
- 月に1回程度、乾拭きを行う
- 年に1回程度、防錆処理を行う
- 塗装が剥がれている場合は、塗り直す
- 定期的な点検を専門業者に依頼するなど
また、BS放送を視聴中に問題が発生した場合、アンテナだけが原因ではないこともあります。
以下の点を確認して原因を特定してみてください。
- エラーメッセージを確認する
- 複数のテレビで問題が発生するか確認する
- BSアンテナが傾いたりズレていないか確認する
これらのメンテナンスと注意点によって、BSアンテナの交換時期を延ばすことができます。
定期的なメンテナンスを行い、問題が発生した場合は早めに対処することが大切です。
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まとめ
BSアンテナの交換時期は、アンテナの設置時期や状態によって異なります。
一般的な目安としては、設置から10年以上経過した場合や、アンテナの劣化や損傷、映像や音声の品質の問題が生じた場合には交換を検討することが重要です。
BSアンテナは主に金属製の部品で構成され、屋外に設置されることが一般的です。
そのため、雨や風などの環境要素によって交換時期が異なります。
また、適切な手入れやメンテナンスを行うことで劣化を抑えることができ、アンテナの寿命を延ばすことができます。
しかし、どれだけ丁寧にメンテナンスを行っても、経年劣化により交換時期は訪れます。
アンテナが劣化すると固定金具が緩んで落下してしまうような危険性もありますので、早めの対処や、アンテナ工事専門業者に相談することをおすすめします。
専門家のアドバイスを受けることで、適切な交換時期や工事を行うことができます。
さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査(電波測定)】を行い、アンテナのトラブルなどに素早く対応させていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください!
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