テレビの画面が崩れるブロックノイズ。解消するにはどうすればいい?
2021.02.15
アンテナのトラブル
テレビの視聴障害で有名なのは、ザーとした音とともに画面が砂のような模様が行き来する砂嵐ですが、デジタル放送となってからはこの砂嵐の現象は起きないのが通常です。
その変わりに起きる視聴障害には「ブロックノイズ」というものがあります。
このブロックノイズとはどのようなものなのでしょうか。
テレビを観ているときに突然、ブロックノイズが現れても驚かないように、その原因と解消法をご紹介いたします。
視聴障害には「ブラックアウト」と「ブロックノイズ」がある?
テレビの視聴障害にはいつくか種類があります。そのうち、現在の地上デジタル放送では「ブラックアウト」と「ブロックノイズ」がほとんどを占めています。
ブラックアウトとは電波の強さが不足したために画面が真っ黒になってしまう状態です。もちろんこれではテレビを視聴することはできませんね。
一方のブロックノイズとは映像にモザイクがかかったようになってしまい視聴できなくなる状態です。画面の一部に四角いブロック状のゆがみが出てしまい、画面が止まることもあります。
この原因は主に、「接触不良」と「電波不足」の2つが考えられます。では次の章で詳しく見ていきましょう。
ブロックノイズはその出方によって原因が違う
テレビの画面にブロックノイズが出ている場合、原因は2つ考えられます。覚えておいて欲しいのは、ブロックノイズの出方によってどちらが原因なのか分かるということです。
それでは、その2つの原因について見てみましょう。
原因その①電波不足
ブロックノイズの原因として考えられる1つは電波不足です。アンテナで受信した電波レベルが弱いか、アンテナで受信した後にケーブルや分配器などで電波が弱められることで電波不足となります。
電波不足の場合、画面の全体にブロックノイズが現れるのが通常です。ですので、画面全体にブロックノイズが現れていたら、電波不足が起きていると考えて間違いないでしょう。
原因その②接触不良
先ほどの電波不足とは違い、画面の一部分あるいは、特定のチャンネルだけブロックノイズが現れているとしたら、どこかで接触不良が起きていると考えましょう。接触が悪く電波がきっちり流れないため、画面にブロックノイズが発生してしまうのです。
主に接触不良はケーブルなどの配線が原因と考えられますが、B-CASカードに不具合がある場合もブロックノイズが現れることがあります。
ブロックノイズは電波不足か接触不良によって解消方法が違う
ブロックノイズが現れるのは「電波不足」と「接触不良」と解説しましたが、ご自分で直す方法もあります。その対処法を見てみましょう。
対処法その①電波不足
ブロックノイズが全体に現れている場合、一時的なものであれば、雨などの天候やアマチュア無線などの電波障害で一時的に電波不足になっていることが考えられます。まずは、しばらく時間をおいてみるといいでしょう。
ただし、いくら待ってもブロックノイズが解消されない場合は、慢性的な電波不足に陥っていると考えていいでしょう。
例えば、鳥などがアンテナに止まり、角度が少し変わったなどで起きているかも知れません。また雪や台風などでエレメント(素子)と呼ばれる電波を受信する部分が折れたり、曲がったりしている可能性もあります。
この場合は、一般の方では直すことができません。アンテナ工事の専門業者に相談して、確認してもらいましょう。
アンテナの調整でもブロックノイズが直らない場合は、電波を増幅するブースターという機器を使うことで解消する可能性があります。
受信する電波が弱くてもこのブースターを使うことで電波を強くして、テレビに届けることができるのです。
対処法その②接触不良
接触不良が原因でブロックノイズが出ている場合、直すにはいくつか方法があります。次の方法で試してみてください。
①アンテナケーブルが正しく接続されているか確認
ケーブルを正しく接続していても、何らかの原因で外れたり、ゆるくなってしまったりすることがあります。例えば、ケーブルにものが引っかかったなどでゆるんでしまうのもよくあることです。
そのため、まずはケーブルの接続を確認してください。
ちゃんと接続されているように見えても、しっかりはまっていない場合もあります。少し面倒になるかも知れませんが、アンテナケーブルをテレビ端子から一度抜いてもう一度正しく差し込むといった作業を一つひとつ行ってください。
②B-CASカードが正しく差し込まれているか確認
ケーブルを差し直してみてもブロックノイズが解消されない場合は、B-CASカードを疑ってみましょう。ケーブルと同じように、振動などでカードが読み取れなくなっていたり、汚れやホコリがついてしまったりしています。一度抜いて、キレイに拭いてからカードを差し込んでみましょう。
③アンテナケーブルを交換する
アンテナケーブルは寿命があり、一般的に10年前後と言われています。もし10年以上使っているようであれば、どこかで断裂などが起きてしまったことで接触不良が起きていることも考えられます。
①と②を行ってみてブロックノイズが解消されない場合は、アンテナ工事の専門業者に相談しましょう。
どこに問題があるのか調査して、迅速に解消法を明示してくれるはずです。
まとめ
テレビを観ていて急に画面にモザイクが入ると驚きますが、その原因が分かっていると落ち着いて対処できるはずです。まずブロックノイズが全体に出ているのか、一部に出ているのか確認し、その原因を推察してください。
今回の記事では、アンテナケーブルやB-CASカードなどをどう確認すればいいのか、紹介しました。ただし、プロでないと判断がつかないこともあります。
その場合は、ぜひさくらアンテナを頼りにしてください。
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