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アンテナケーブルをテレビやレコーダーに接続する正しい方法を解説

2022.06.20

アンテナ工事

お住まいのテレビやレコーダーにアンテナケーブルを接続したいけど、まず何をすれば良いかわからない。

配線周りが難しくて困っている方は多いと思います。

そこで今回は、つなぎ方と一緒に接続に必要なものやケーブルの種類などを、苦手な方にもわかりやすく解説していきます。

最後まで見ていただければ、スムーズに接続を完成することができるはずです!

アンテナケーブルの種類は主に4つ

①S型プラグ(ストレート)
②L字型プラグ
③ネジ式プラグ
④複合型プラグ

アンテナケーブルの種類は、先端のプラグの形が違う主に4種類になります。

この形状の違いによって、使用に適している場所や合わない場所などがあります。

ご使用の環境にあったものを揃えるために、それぞれの特徴や使用に適したシチュエーションなどを解説していきます。

①S型プラグ(ストレート)

S型プラグ

シンプルな真っ直ぐな形のプラグです。

端子の内側にネジのような溝などが無く、そのまま挿し込んで使うタイプで一般のご家庭でもよく使われている汎用性の高いプラグです。

②L字型プラグ

L字型プラグ

こちらもシンプルに挿し込んで使うタイプですが、先端がL字型になっているので狭い場所や壁の端子に接続するのに向いています。

ストレートタイプだと折れ曲がった時に断線などしてしまう場合がありますが、L字タイプだとそういった環境には強いです。

③ネジ式プラグ

ネジ式プラグ

壁のアンテナ端子や、テレビの端子がねじ込み式の場合はネジ式プラグを使用します。

ネジ式プラグは挿し込んでから固定することができるので抜けにくく、緩んだりしてテレビの映りが悪くなることも少なくなります。

④複合型プラグ

複合型プラグ

複合型は、片方がS型で片方がL型など、それぞれが違う形状になっているタイプのものです。

組み合わせは多数あり(ネジ式とS型など)、使用する環境に適したものを選ぶことができます。

壁側をL字型プラグ、テレビ側をS型プラグにするなど、とても便利です。

アンテナケーブルは太さや長さが違います

アンテナケーブルは使用環境によって適切な太さや長さを選ぶ必要があります。

これは、太さ・長さによって特質があるためです。

例えば、太さは「3C」「4C」「5C」などで表され、数字が大きいほど太く、電波の減衰が少なくなります。

しかし、太くなると硬くて曲がりにくく細かい配線には向かなくなります。

逆に細くなると、細かい配線はしやすいですが、電波が減衰してしまうというデメリットがあります。

また、ケーブルは長いほど電波の伝達量が減ってしまうため、接続箇所より無駄に長いものは使わないようにしましょう。

それぞれの特質を考慮したおススメの使用法が以下のようになります。

・3C『テレビとレコーダーやチューナーなど短距離の配線』
・4C『壁端子からテレビやレコーダーなどのメイン箇所(なるべく短めが良い)』
・5C『屋外の配線、アンテナからの配線など耐久性や長さが必要な場所』

ケーブル購入前には、必要な長さを測っておきましょう。

また、購入の際には、商品に「テレビ用」「75Ω」などのテレビ用ケーブルである記載があるか確認しましょう。

お住まいのアンテナ端子を確認しましょう

接続場所のアンテナ端子がどのようなタイプなのか確認しておきましょう。

アンテナ端子はコンセントのように壁に設置されていて、現在はF型端子(丸い挿し込み口)が一般的です。

テレビアンテナで受信した電波がケーブルを通ってこの端子まで届き、テレビと接続することで視聴ができるようになります。

アンテナ端子はタイプによってテレビとの接続の仕方が変わってきます。

現在主流なタイプは以下の3つです。

①F型端子×2個(地デジとBS/CSの端子が別々になっている)
②F型端子×1個(地デジのみ)
③F型端子×1個(地デジとBS/CSの端子が別々になっていない)

次の項目で、それぞれの接続の仕方を解説していきます。

アンテナ端子とテレビの接続をタイプ別に解説

この項目では、先ほど紹介したアンテナ端子の主な3つのタイプの接続の仕方を解説していきます。

タイプによって必要になるものが少し変わってきますので、それぞれの項目で紹介していきたいと思います。

①F型端子×2個

F型端子×2個

壁にF型端子が2個付いている場合は、地デジとBS/CSが別々の端子で独立しているタイプになります。

このタイプは、壁のF型端子(地デジ)をテレビのアンテナ入力(地上波)に接続、F型端子(BS/CS)をアンテナ入力(BS/CS)に接続するだけのシンプルなパターンです。

録画用のレコーダーなどを一緒に接続する場合は、まず壁のF型端子(地デジ・BS/CS)からレコーダー背面のアンテナ入力(地デジ・BS/CS)に接続し、レコーダーのアンテナ出力(地デジ・BS/CS)からテレビのアンテナ入力(地デジ・BS/CS)に接続し、最後にHDMIケーブルでテレビ・レコーダーを繋ぎ完成です。

必要なもの

・テレビ接続のみ(アンテナケーブル×2本)
・テレビとレコーダー接続(アンテナケーブル×4本、HDMIケーブル)

②F型端子×1個(地デジのみ)

F型端子×1個(地デジのみ)

お住まいに設置されているのが地上波のアンテナのみで、BS/CSのアンテナなどが無く、受信に対応していない場合は、壁のF型端子一つになります。

この場合は、F型端子とテレビのアンテナ入力(地上波)をアンテナケーブルで接続すれば視聴可能です。

レコーダーを接続する場合は、F型端子からレコーダーのアンテナ入力(地上波)に接続し、レコーダーのアンテナ出力(地上波)からテレビのアンテナ入力(地上波)に接続し、最後にHDMIケーブルで両方を繋げば完成です。

必要なもの

・テレビ接続のみ(アンテナケーブル×1本)
・テレビとレコーダー接続(アンテナケーブル×2本、HDMIケーブル)

③F型端子×1個(地デジ・BS/CS対応)

F型端子×1個(地デジ・BS/CS対応)

お住まいにBS/CSの受信機器などが設置されていて、壁のF型端子が一つしかない場合は、地デジとBS/CSの電波を同じ端子から受信するタイプになります。

このタイプの場合、BS/CSを視聴するためには「分波器」という機械を接続する必要があります。

「分波器」は一つの端子からまとまって出力された地デジとBS/CSの電波を別々に分けてくれる機械です。これを接続しないと地デジしか視聴できません。

接続の方法は、まずF型端子と分波器を接続します(分波器には最初からケーブルが付いているものと、後からケーブルを付けるタイプがあります)。

それから、分波器の出力端子(地デジ・BS/CS)それぞれをテレビのアンテナ入力(地デジ・BS/CS)に接続します。

レコーダーを接続する場合は、F型端子と分波器を接続し、分波器の出力端子(地デジ・BS/CS)をそれぞれレコーダーのアンテナ入力に接続し、レコーダーのアンテナ出力(地デジ・BS/CS)それぞれをテレビのアンテナ入力に接続し、最後にHDMIケーブルで繋げば完成です。

必要なもの

・テレビ接続のみ(アンテナケーブル×2本、分波器)
・テレビとレコーダー接続(アンテナケーブル×4本、分波器、HDMIケーブル)
※分波器のタイプによって必要なアンテナケーブルの数が違います。

まとめ

アンテナケーブルの接続に失敗しないためには、お住まいがどんなアンテナ端子を使っているのか、ケーブルの長さがどれくらい必要なのか、どんな場所で配線を行うのかなど、事前に把握しておくことが必須です。

これらがわかれば、今回の記事と照らし合わせて必要な物もわかりますし、アンテナケーブルとテレビなどの接続もスムーズにできるはずです。

テレビの配線が完了したのに映りが悪かったり、見たいチャンネルが入らなかったりする場合は、テレビアンテナにトラブルが起きている可能性もあります。

一度アンテナ工事専門業者に相談してみましょう。

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