ブースターでテレビの映りが良くなる?選び方のポイントをご紹介!
2021.03.17
アンテナ工事
テレビの映りが悪いときにはブースターを取り付けると良いと聞きますが、それって本当なのでしょうか?
そもそもブースターというのもあまり耳慣れない言葉ですよね。
そこで今回の記事では、テレビの映りが良くなるとされるブースターにスポットを当て、その機能や設置方法などもご紹介します。選び方のポイントも合わせて解説します。
ブースターが必要になるのは受信した電波が弱いとき!
あまり耳馴染みのないブースターという言葉ですが、辞書で調べると「後押しする人やもの」などという意味があることがわかります。バスケットボールチームのファンやサポーターは「ブースター」といわれますが、まさしく選手たちを後押しする人たちという意味で使われていますね。
テレビアンテナに使われるブースターも意味は同じです。違うのはアンテナで受信した電波を後押しする役目を果たしているということです。
このブースターが必要になるのはどんなときかというと、弱くなった電波を強くしたいときです。
電波が弱くなってしまうのは下記のようなケースがあります。
- 電波の発信元から離れた場所や、高い山や建物の影響がある場所にアンテナを立てないといけない場合
- アンテナからテレビまでの距離が長い場合
- 複数のテレビに電波を届ける場合
こうした場合は電波が弱くなりやすいので、ブースターが必要になります。
ブースターの種類は主に3つ。それぞれの特徴に合わせて選択を!
テレビブースターには大きく分けて3つの種類があります。
屋外用と屋内用、そして卓上型のものです。それぞれに特徴がありますので、詳しく見ていきましょう。
屋外用
通常、ブースターはアンテナのすぐ下に取り付けますが、その際は屋外用のものを選びます。
電波を増幅させる効果が高く、特に電波の弱い地域、場所に向いています。
屋内用
屋外用よりも増幅効果が弱いのが特徴です。屋根裏など見えないスペースなどに取り付けます。
テレビの台数を増やしたら電波が弱くなったというときなどにピッタリです。
卓上型
大きな工事をする必要はなく、室内のアンテナ端子とテレビにあるアンテナ入力の間に接続するだけで使えるのが卓上型のブースターです。
室内にアンテナ端子がなく室内用アンテナを使っているとき、複数台のテレビがあるうちの1台だけ電波が弱いという場合などに最適です。
設置場所以外にもあるブースターを選ぶ際の注意ポイントとは?
ブースターを選ぶ際は、屋外に取り付けるのか、屋内でも大丈夫なのか、卓上型でもいいのか、といったことが最初のポイントとなります。
ただし、取り付ける場所だけではなく、そのほかにもいくつか選ぶ際の注意点があります。
間違えて購入してしまうと使えないこともありますので、しっかり確認しましょう。
①対応チャンネル
まず間違えてはいけないのが、ブースターの対応チャンネルです。
テレビの番組には主に地上デジタル放送、BS放送、CS放送、4K放送、8K放送があります。ブースターによっては、地デジだけ、地デジとBS放送だけといったように対応できる放送が違います。
電波を強くしたいチャンネルが地デジだけでいいのであれば地デジ専用のブースターで構いませんが、複数の放送の電波を強くしたいのであれば、対応できる放送を確認する必要があります。
例えば、地デジと4K放送の電波を強くしたい場合は、次のような購入方法があります。
- 地デジと4K放送の両方に対応しているブースター。
- 地デジと4K放送のそれぞれに対応しているブースターを2つ。
どの放送に対応するブースターが必要になるのか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
②利得の大きいもの
利得とはブースターが増幅できる指標のことです。表記されるときはdb(デシベル)で表され、数字が大きいほど電波を増幅できるようになっています。
もしも迷ったときは、利得が大きい方を選ぶと良いと覚えておきましょう。
③定格出力は大きいもの
ブースターが出せる最大出力のレベルを定格出力といいます。
定格出力の範囲を超えると、映りが悪くなったり、電波が受信できなくなったりすることもあります。
ですから、迷ったときは利得と同様に数値の大きいのを選ぶのが無難です。
ちなみに単位はdBµVで表されます。
④雑音指数は低いもの
受信した電波が、どれくらいノイズの影響を受けるかを表したのが雑音指数といいます。
もちろん雑音の影響は少ない方が良いため、数値の小さいほうを選ぶようにしましょう。表記はNFで表されます。
ブースターを選ぶ際はこれらの項目についても確認した上で候補を選び、比較検討するのがベストです。
まとめ
ブースターは、テレビを観る上で非常に心強い存在です。
ただし種類がたくさんあり、機能や効果もそれぞれ異なるので、選ぶ際は自分の求めているものに合っているのかどうかを慎重に検討する必要があります。
「欲しいブースターを見つけられない」
「まったくわからないので誰かに相談したい」と思ったら、ぜぜひさくらアンテナにご相談ください。
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