8Kとは?今や常識の8Kテレビを見るために必要な準備と注意点を知ろう
2021.07.20
アンテナ工事
テレビの画質は日に日に進歩していますが、現在市販されているテレビの中で最も綺麗な画質と言われているのが8Kです。しかし、今見ているテレビの画質と具体的に何がどう違うのかはなかなか理解できていないのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、今や常識となった8Kについて詳しく解説するとともに、8Kテレビを見るために必要な準備と注意点も紹介します。
画質の違いは点の集まりの密度である解像度が違うから
40インチ以上の大画面テレビで主流になりつつあるのが4Kです。しかし、そのさらに上をいくのが次世代テレビと言われる8Kテレビです。現在、一般的に見られている地上デジタル放送は2Kですが、4Kと8Kとは具体的にはどのように違うのか見てみましょう。
その前に覚えて欲しい言葉が2つほどあります。それが「画素」と「解像度」です。
・画素(ピクセル)…画像を構成する一番小さな点のことを言います。この点には色や明るさといった情報があります。
・解像度…画像の密度のことで、画素がどれくらい入っているのかを数値で表します。
この2つが分かっていないと、2Kと4K、8Kとの違いが分かりませんので、覚えておきましょう。もちろん数値が大きくなると、それだけ色が綺麗に見られるということです。
そしてその画素と横×縦の解像度は、2K、4K、8Kで、下記のように違っています。
・2K映像…1920×1080画素(約200万画素)
・4K映像…3840×2160画素(約800万画素)
・8K映像…7680×4320画素(約3300万画素)
つまり、同じ面積なら4K映像は2K映像の約4倍、8K映像は2K映像の約16倍の緻密な表現ができるということなのです。ちなみに単位のKは、横方向の解像度を1000(1K)ごとに表したもので、2Kは約2000、4Kは約4000、8Kは約8000ということからつけられています。
テレビの大きさによって適切な解像度がある
では、この解像度の違いによって何が変わるのかというと、詳細な色や明るさ、コントラストの表現ができることです。そのため解像度が高ければ、本来持っている立体感や臨場感のある映像が楽しめるのです。
例えば、10センチの紙に書いた絵をそのまま20センチの紙に拡大コピーをしたら画像が粗く見えます。それは画面が大きくなることで映像の密度が低くなってしまい、目の荒さが目立ってしまうからです。
このようにテレビのサイズにも適した解像度が、下記のようにそれぞれにあります。
・32インチ以下…2K映像
・40~60インチ程度…4K映像
・60~85インチ程度…8K映像
それでは次の項目では、8Kテレビを見るために必要なものを紹介します。
8Kテレビを見るためには8K放送に対応するものを用意
8K放送は2018年12月から開始されており、すでに視聴している家庭もあります。しかし通常のテレビや周辺機器では視聴することはできません。どのようなものが必要になるのか、次に挙げましたので詳しく見てみましょう。
・8K対応アンテナ
8K放送の電波は人工衛星から旋回して送られてきます。これまでBS放送は右回りの旋回で送られてきたのですが、チャンネルを増やすために左回りの旋回で電波が送られてくるチャンネルもできました。そのうち現在視聴できる8K放送は左旋回のチャンネルになっており、8K放送を視聴するには左旋回の電波を受信できるアンテナが必要なのです。
8K放送に対応しているアンテナは、パラボラ型の形状です。市販されているアンテナには「4K8K放送対応」と表記されていますので、BS/CS放送用と間違えないようにそちらを購入するようにしましょう。
・8K対応テレビ
国内外のメーカーで製造されている60インチ以上のテレビは、4K8Kチューナーが搭載されて販売されているものが数多くあります。しかし、中にはチューナーが内蔵されていないタイプもあるため、注意が必要です。チューナーが内蔵されていないタイプの場合は、別にチューナーを購入する必要があります。
・8K対応チューナー
8K対応テレビにチューナーが内蔵されている場合は必要ありませんが、内蔵されていない場合は別途用意する必要があります。
・8K対応ケーブル
8K放送用の電波は左旋回で送られてくるため、右旋回の電波にしか対応できないケーブルでは電波を通すことができません。そのため8K放送に対応したケーブルが必要になります。
ただし現在は、右旋回、左旋回のどちらのにも対応しているケーブルが一般的になっています。現在使っているケーブルを確認して、8K放送に対応していなければ買い替えるようにしてください。
また、ケーブルの接続に使用する端子や分配器なども8K放送対応のものが必要です。
・8K対応ブースター
受信する電波が弱いときに増幅してくれるブースターを使用している場合も、8K対応のものが必要になります。
一方、注意点として覚えておいて欲しいのがチャンネルの数です。実はまだ8K放送には、チャンネルが「NHK BS 8K」しかありません。また8K放送を録画するには対応している機器が必要ですが、市販されている種類がまだ多くないことも覚えておいてください。
まとめ
現在、市販されているテレビの中で最先端と言われるのが8K対応テレビです。より臨場感が楽しめ、目の前で見ているような感覚でテレビを視聴できるはずです。
おうち時間が長くなっていますので、8K対応テレビがあればよりテレビが楽しくなりますね。
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