いよいよ4K8K時代に突入!アンテナ工事をしなくても観ることはできるの?
2020.11.12
アンテナ工事
2018年12月から視聴が開始された4K8K放送ですが、現在BS放送やCS放送での4K8K化が進んでおり、迫力のある映像を楽しんでいる方も増えています。
その一方で、「4K8K放送を観たいけど、どうすればいいの?」と迷っている方も多いと聞きます。そこで今回は、4K8K放送を観るにはどうしたらいいのか、アンテナやその他の器具は必要なのか、分かりやすく解説していきます。
そもそも今の地上デジタル放送やBS放送と4K8K放送は何が違うの?
現在、多くの人が観ている地上デジタル放送(フルハイビジョン)は、実は2K放送という言われ方もします。これは、テレビの画素数に由来しています。1K(キロ)とは1000画素を表す単位で、フルハイビジョンは水平方向が1920画素ということから2Kと呼ばれるのです。約2000画素という意味です。
これに対して、4Kは水平方向が3840画素、8Kは同じく水平方向が7680画素となっています。これは水平方向で表記しているのですが、実際には垂直方向も画素数が増えるので、4K放送は2Kの4倍、8K放送は2Kの16倍の画素密度になるのです。
この画素というのは、映像を映す小さな目という表現が分かりやすいと思います。4K8K放送では、この画素数がたくさんあることで、テレビが大きくなってもキレイに見えるのです。そのため、迫力や臨場感をより感じながらテレビを観ることができるのです。
では、その4K8K放送を観るには何が必要なのか、次から見ていきましょう。
BS放送用のパラボラ型アンテナだけじゃダメ? 4K8K放送もアンテナ工事は必要なの?
テレビを観るためにはアンテナが不可欠ですが、それは電波を受信する必要があるからです。現在、テレビで見られる放送は、地上デジタル放送、BS放送、CS放送、4K放送、8K放送の大きく5つに分けられます。このうち、地上デジタル放送は送信塔から電波が送られてきますが、他の4つは人工衛星から電波が送られてきます。
そのため、BS放送のためにつけたパラボラ型アンテナで、4K8K放送が観られると思っている方も多いのですが、実はちょっとだけ違います。それは、電波の送信方法が違うからです。
これまで使われているBS放送やCS放送は、電波が右に旋回しながら送られてきています。専門的には右旋回と言います。それに対し、4K8K放送は左旋回でも送られてきています。そのため4K8K放送が観られるアンテナが必要になるのです。
ただし、実は現在放送されている4K8K放送のうち約3分の1のチャンネルは右旋回で送られてきています。ですから、現在4K8K放送が観られている人が、「これ以上、チャンネルを増やさなくてもいい」という場合は新しく4K8K放送用のアンテナをつける必要はないのです。
一方、これから4K8K放送を楽しみたいという場合は、4K8K放送用のアンテナを設置することをおすすめします。それは4K8K放送用のアンテナは右旋回も左旋回も受信することができるからです。つまりひとつのアンテナで、BS放送もCS放送も、4K8K放送も観られるのです。価格は5000円前後高くなりますが、アンテナを2つつけるよりも断然費用は抑えられます。
4K8K放送用のアンテナはBS/CS放送と同じパラボラ型の形をしていて、パッと見はどちらも同じように見えます。そこで覚えておいて欲しいのがマークです。
BS/CS放送用のアンテナには「BSデジタル放送」というマークがついているのに対し、4K8K放送用のアンテナには「4K8K放送」というマークがついています。専門業者はもちろん間違えませんが、ご自分でもきちんと確認しておきましょう。
テレビ? チューナー? 4K8K放送を観るために必要なのはアンテナ以外にもあるの?
アンテナを設置すれば電波を受信することはできるようになります。ただし電波を受信しても、チューナーがなければテレビで視聴することができません。そして、もちろん4K8K放送用のテレビも必要になります。
ここで注意が必要なのは、4Kテレビとして販売しているものの中には、チューナーが内蔵されていないものがあるからです。この場合は、外付けのチューナーを別に購入しなければなりません。これが地上デジタル放送と違うところです。
また4K放送に対応しているテレビといってもアップコンバートされるものと、されない機種があります。アップコンバートとは、発信側がハイビジョン放送(2K)だった場合でも、4K画質で映像を表示する機能です。このアップコンバート機能がなければ、発信側が2Kだった場合、画質が荒くなってしまうのです。
また、壁にあるアンテナ端子、アンテナ端子とテレビを接続するケーブル、分配器、ブースターなども4K8K放送に対応したものを用意する必要があります。それは、左旋回の信号は右旋回の信号より高い周波数(2.2GHz〜3.2GHz)に変換されるからです。そのため、配線や機器から電波が漏れて、無線LANなどの通信システムを妨害し、反対に周辺の電波が入り込んでしまうことがあります。そうなると4K8K放送に影響が出てしまうのです。
工事業者にお任せする場合は、必要なものを用意してくれるはずですが、ご自分で用意する場合はしっかり確認して選ぶようにしましょう。
さくらアンテナのアンテナ工事料金についてはこちらからご覧ください
まとめ
ライブ感をより楽しむために、テレビは40インチ以上などの大型化が進んでいます。せっかく大きな画面で観るのなら、クリアな映像で観られる4K8K放送のほうがより臨場感を楽しめますね。
特に来年は東京五輪が開催される予定です。ぜひ迫力ある4K8K放送で楽しんでください。
また、アンテナ設置・工事に関してお困りごとなどありましたら、ぜひさくらアンテナにお任せください。アンテナに関するお悩み全て解決いたします。
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