基礎の基礎。アンテナっていくつ種類があるの?料金の目安はどれくらい?
2021.02.21
アンテナメーカー
ひとことでテレビアンテナと言ってもいくつか種類があります。
ご存知なのは魚の骨のような形をした八木式アンテナや、お椀のような形のパラボラ型アンテナでしょう。
もちろんこれらの種類によって受信できる電波も違います。
そこで今回は、アンテナにはどのような種類があるのか、料金の目安についても合わせてご紹介します。
地上デジタル放送の視聴に必要なアンテナの種類
テレビといってすぐに思いつくのが地上デジタル放送でしょう。
この地上デジタル放送を受信するためのテレビアンテナはUHFアンテナと言い、300Mhz〜3GHzまでの電波を受信しています。
大きく分けると、その種類は八木式アンテナとデザインアンテナ、室内アンテナの3つがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
①八木式アンテナ
一般的に良く知られていて、最も広く利用されているのがこの八木式アンテナです。電波を拾う棒状のエレメント(素子)、それを支える支柱(アンテナマスト)、屋根馬などで構成されています。
屋根の上に立っているアンテナと言えば、ほとんどの方が思い出すアンテナでしょう。見た目から魚の骨に例えられることもあります。
受信感度が強いのが最大の特徴で、電波環境があまり良くない地域でも幅広く使用されています。
また設置場所の自由度が高いというのも特徴です。通常は屋根の上に取り付けますが、外壁やベランダの手すり、屋根の破風板などにも取り付けられます。
外観を損なうと敬遠するケースもありますが、外から見えにくいような位置に設置することができる可能性もあります。
素材はステンレスに加え、アルミ製のものも増えています。軽くて設置しやすいことに加え、雨や風などに対する耐久性もひと昔前に比べると高くなっています。
価格は15,000円〜30,000円前後が相場になります。
②デザインアンテナ
ここ数年、人気上昇中なのがデザインアンテナです。四角いボックス型をしており、平面アンテナとも言われます。箱の中に八木式アンテナでも使われているようなエレメントが入っています。
一見するとアンテナに見えないことから、外観を損なわないといった理由で選ばれるようになっています。
近年ではさらにコンパクト化、軽量化、デザイン化がされているだけではなく、カラーバリエーションも増えており、外壁とのコーディネイトもできるようになっています。
また外壁に取り付けるので、雨や風の当たらない破風下や軒下などにも設置が可能です。そのため耐久性が高いとされます。
ただし、外壁に設置する際にはビスなどで打ち付けるため、防水処理が必要になります。また電波の弱い地域では設置ができない場合もあります。
価格の相場は25,000円〜40,000円前後となっています。
③室内アンテナ
屋外に設置するタイプではなく、付属のケーブルでテレビとつなぐことで電波を受信する卓上型のUHFアンテナです。
コンパクトで価格も安く、アンテナのついていないアパートなどの住民が使用したり、アンテナ端子のない部屋にテレビを設置したりする際、テレビを住居内で移動する場合などにも使用されています。
3つの中で最も受信電波が弱く、調整しながら見なければいけないなど何かと不便もあります。ただし最近はブースターが内蔵された商品も多く登場しており、性能も向上しています。
価格も安く、1,000円程度のものからあります。工事業者に依頼しなくても取り付けられる便利さも特徴です。
また、壁に貼り付けるタイプのペーパーアンテナという商品もあります。
衛星放送の受信に必要なアンテナの種類
細かく分けると、BS放送とCS放送、さらに4K放送、8K放送はそれぞれ違うものです。
しかしどの放送も人工衛星から電波が送られてくるということでは同じです。そしてその電波を受信するために必要になるのが、お椀のような形をしたパラボラ型のアンテナです。
こちらの項目では、このパラボラ型アンテナについて見てみましょう。
①BS/CSアンテナ
人工衛星から右に旋回しながら送られてくる電波を受信できるのがBS/CSアンテナです。現在、NHKをはじめ、各テレビ局で無料のBS放送を提供しており、それらを視聴するためにはBS/CSアンテナを取り付ける必要があります。
人工衛星は南南西に存在しているため、南南西の方向に設置しなければなりません。南南西に高い建物などがあって電波が届かないケースもありますので、設置する際は注意してください。
有料になりますが、BS放送だけではなく、BS/CSアンテナを取り付けるとCS放送を観ることもできます。
価格は安いもので15,000円〜となっています。
②4K8K対応アンテナ
2018年12月からスタートした4K8K放送を視聴できるのが4K8K対応アンテナです。4K8K放送の電波もBS/CS放送と同じように人工衛星から送られてきますので、白いお椀型のパラボラアンテナになっています。
ただし一部の放送は、右旋回ではなく左旋回で送られてくるため、それらの番組を観るには専用のアンテナが必要になります。
今後も8K放送のチャンネルが増える予定なのに加え、4K8K対応アンテナはBS放送やCS放送も観ることができます。そのため、新設するのであれば4K8K対応アンテナを設置するほうがいいでしょう。
価格は25,000円〜となっています。
以上、テレビを観るために必要なアンテナの種類と費用の目安について紹介しました。
まとめ
テレビは放送によって電波の種類が違いますので、そのためのアンテナも異なります。
すべての放送を観たいのであれば、それぞれの電波を受信できるアンテナを設置する必要があります。
もちろんそれぞれ単独で取り付けるのも、組み合わせて取り付けるのも可能です。アンテナ設置でお困りの方は、ぜひさくらアンテナにご相談ください。
他社に負けない格安料金で、迅速に丁寧なサービスをご提供いたします。
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