【メリット・デメリットを解説!】平面アンテナの設置が適した環境
2023.04.12
アンテナ工事
八木式アンテナが一般的だった地上デジタル放送視聴に、最近は平面アンテナが人気上昇中です。
外壁に調和するデザインが魅力で、多くの家庭で設置されています。
ただし、平面アンテナを設置できない場合もあり、設置可能かどうかについて疑問を抱く方も多いようです。
今回の記事では、平面アンテナの設置が適している状況を紹介し、設置できるかどうかの判断材料となる情報を提供します。
そもそも【平面アンテナ】って何?
以前は、八木式アンテナが一般的で、屋根上に設置されていることがほとんどでした。
しかし、現在は、八木式アンテナが立っていない住宅もあり、代わりに室内アンテナや外壁に設置された平面アンテナが使われるようになっています。
平面アンテナには、デザインアンテナ、箱型アンテナ、薄型アンテナ、ボックスアンテナなど、メーカーによって呼び方が異なりますが、基本の構造はどれも同じです。
すっきりとした外観が魅力で、住まいの外観を崩さないため、新築物件などに多く採用されています。
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幾つかのタイプの違いがある
平面アンテナは基本的な構造は共通していますが、いくつかのタイプが存在します。
こちらでは、平面アンテナの種類の違いについて解説していきます。
【素子】によって受信性能が違う
一般的に、平面アンテナの受信性能はそのサイズに比例するとされています。
アンテナの性能を表す単位である『素子』は、数値が大きいほど電波の受信性能が高くなります。
典型的な平面アンテナの素子数は20素子で、若干大きいサイズのものでは26素子となります。したがって、大型の平面アンテナの方がより高い受信性能が期待できます。
ただし、地域の電波状況などによって、アンテナの選択には注意が必要です。何を選ぶべきかわからない場合は、アンテナ工事専門業者に相談してみることをおすすめします。
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【ブースター】が内蔵されているタイプ
ブースター(増幅器)は、電波が弱くてもテレビ視聴を快適にするために利用される装置です。
平面アンテナには、ブースターが内蔵されているタイプがあります。
この内蔵タイプは、最初からブースターが取り付けられているため、別途ブースターを購入する必要がありません。
しかし、通常の平面アンテナと比べると価格が高くなることが多いです。
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設置にメリットが多い場所・環境
平面アンテナは、地域や環境によって適した特徴を持っています。
海に近い地域では、強い風や潮風にも耐えられるよう、強固な構造を持っているため、長期的に安定して使用することができます。
一方、雪の多い地域では、八木式アンテナのような外部に突き出した構造物が雪に覆われてしまうことがありますが、平面アンテナは設置面積が広く、雪が積もっても影響を受けにくいので、雪深い地域でも安定して使用することができます。
それぞれの地域で、平面アンテナがどのように優れているのか、その理由を解説します。
海に近い場所・沿岸部など
海に近い地域でのアンテナ選びには注意が必要です。
八木式アンテナは鉄やステンレスでできた素子を使用しており、海風に含まれる塩分の影響を受けやすくサビが発生しやすいと言われています。
そのため、沿岸地域では八木式アンテナの寿命が短くなることがあります。
一方、平面アンテナは箱の中に素子が収められているため、塩害による被害を受けにくいという特徴があります。
海に近い地域に住んでいる場合、平面アンテナを選ぶことで長期的な利用が可能になります。
天候の影響を受けやすい地域など
天候の被害を受けやすい地域では、強風や大雨、積雪などによってアンテナが破損したり、落下する可能性があります。
そのため、平面アンテナは天候の被害が多い地域でもおすすめです。
箱型の構造で強風に煽られることは稀であり、外壁や軒下に取り付けることができるため、雨や雪による被害も受けにくくなります。
近年、八木式アンテナの耐久性は向上していますが、平面アンテナの方が被害を受けにくいという特徴があるため、天候の影響が懸念される地域には平面アンテナが適していると言えます。
住まいの外観・景観を崩したくない場合
平面アンテナの導入を検討する理由として、『外観の美しさを崩さない』という理由が挙げられます。
八木式アンテナは屋根の上に取り付けられますが、それが住宅の外観を損ねると考える方もいるでしょう。
平面アンテナは素子が表に出ておらず、スッキリとした印象を与えます。
また、カラーバリエーションが豊富で、白、ベージュ、ブラウン、ブラックなどがあり、外壁との調和も可能です。
そのため、外観にこだわりがある方にも平面アンテナが人気があります。
平面アンテナのデメリット
平面アンテナの唯一の性能的なデメリットは、やはり八木式アンテナに比べると受信性能が低いことです。
電波の性質上、高い位置に設置することが受信しやすいとされているため、一般的な屋根上に設置するテレビアンテナに比べると受信性能はやや低いです。
その為、平面アンテナを設置する場合は、現在のテレビの電波強度を確認して、適切な設置場所を選ぶ必要があります。
また、電波が弱い場合でもブースターを利用する、などの対応も可能です。
まとめ
今回は、平面アンテナの設置が適している状況などをご紹介いたしました。
見た目がスッキリしていて景観をあまり崩さないというメリットがあるため、現在は一般的な八木式アンテナではなく平面アンテナを選ぶ方が増えています。
若干受信性能が低いというデメリットもありますが、ブースターなどを使用して補うことも可能になっています。
これからも平面アンテナの需要は増えていくと思われますが、設置に疑問などがあるときはアンテナ工事専門業者に相談されることをお勧めします。
さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査】を行い、お客様のお住まいに適したアンテナ設置をご提案させていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください!
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