【知っておきたいこと】気温がテレビアンテナの電波強度に与える影響
2023.03.29
テレビの知識
電波の強度が弱く、お気に入りのテレビ番組を見逃すことに疲れていませんか?
実は外の気温がテレビアンテナの電波に影響を与えることをご存知でしょうか?
今回は、気温がテレビアンテナの信号強度に与える影響と、視聴体験を向上させるために知っておくべきことを説明します。
テレビアンテナの仕組みの基本
まず、テレビアンテナの仕組みの基本を理解しましょう。
テレビアンテナは、放送塔から信号を受信し、テレビに送信するように設計されています。
この信号は空気中を伝わり、信号の強さ、電波塔からの距離、周囲の環境など、いくつかの要因に影響されます。
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温度によるアンテナの信号強度の影響
温度は、テレビアンテナの信号の強さを決定する上で重要な役割を果たします。
温度が変化すると、アンテナの周りの空気が膨張したり収縮したりして、信号の経路に影響を及ぼします。その結果、干渉を引き起こし、信号の強度が低下し、視聴環境が悪くなることがあります。
気温が低いと、アンテナの周りの空気が収縮し、信号がより遠くまで届くようになり、干渉の原因になる可能性があります。
気温が高い場合は、逆にアンテナ周辺の空気が膨張し、信号が弱くなります。
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アンテナ本体への影響
気温はアンテナ本体にも影響を与える場合があります。
最もよく見られる影響の1つは、アンテナ自体の膨張と収縮によるものです。
気温が変化すると、アンテナの金属が膨張または収縮し、信号の強さに影響を与えることがあります。
温度が上がると、アンテナの金属が膨張し、アンテナが長くなります。そのため、アンテナの共振周波数がずれ、信号が弱くなることがあります。
一方、温度が下がると、アンテナの金属は収縮し、アンテナは短くなります。このため、共振周波数が逆方向にずれて、信号が強くなることがあります。
その他周辺機器などへの影響
気温の変化は、テレビやアンテナの電子部品・周辺機器などにも影響を及ぼします。
気温が上がると、電子部品が熱を持って誤作動を起こし、信号が途切れることがあります。
逆に、気温が下がると電子部品が冷えて、受信感度が低下することがあります。
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まとめ
気温の変動が激しい場所にお住まいの方は、特にアンテナを使ってテレビを受信している場合、テレビ信号が途切れたり、映像が乱れたりした経験があるのではないでしょうか。
温度はテレビアンテナの信号強度に大きな影響を与えることがあり、その仕組みを理解することは、信号の問題が発生した場合のトラブルシューティングに役立ちます。
今回の記事を参考にして頂き、気温の変化による視聴環境のトラブルが起こった時などは、アンテナ工事専門業者などに調査依頼などをすることをお勧めいたします。
さくらアンテナでは【無料お見積り・現場調査(電波測定)】を行い、お客様のお困りごとに適切な解決方法をご提案をさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください!
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