テレビは雨が降ると映らないことがある?5つの原因とその対策を紹介
2023.01.23
テレビの知識
「最近テレビが雨の日に限って映りが悪い」
「雨が降った後から、テレビが映らなくなった」
このように思ったことがありませんか?
外に出かけにくい雨の日こそ、テレビを快適に楽しみたいのに、上手く映らないのは残念ですよね。
今回は、雨が降るとテレビが映らなくなる原因と、対策について解説します。
雨が降るたびに、テレビ映りの悪さが気になっている人はぜひ読んでみてください。
雨が降るとテレビが映らない5つの原因
雨が降るとテレビが映らない原因は、次の5つが考えられます。
- 雨や風で電波が届きにくくなる
- アンテナがズレている
- アンテナが倒れている
- 配線がショートしている
- 障害物がある
①雨や風で電波が届きにくくなる
雨が強くなると、モザイク状になったり、画像が停止したりすることはありませんか?
これは、電波が雨粒に吸収・反射されて弱まってしまう「降雨減衰」という現象によるものです。
電波が高周波であるほど水分の影響を受けるため、BS放送は特に影響が大きくなります。
通常の雨では多少映りが悪くなる程度ですが、雷雨や集中豪雨などの場合は、受信不能になることもあります。
また、風が加わりアンテナが揺れると、更に電波を受信しにくくなるようです。
②アンテナがズレている
「雨が降っていない時も多少映りが悪いけれど、雨が降ると一層映らなくなる」という場合は、過去の強い雨の影響でアンテナの向きがズレている可能性があります。
衛星、または放送局との方向が少しズレてしまい、元々受信状況が少し悪かったところに、雨で更に電波が弱まり映りが悪くなっているパターンです。
以前は快適に受信できていた場合は、アンテナのズレが原因かもしれません。
③アンテナが倒れている
雨が降って明らかに映りが悪くなったり、映らなくなったりした場合は、アンテナ本体が倒れているかもしれません。
屋根の上にあるアンテナは、自分でメンテナンスができないため、長年使用しているうちに劣化してしまい、豪雨や台風などで固定していたアンテナが外れてしまうことがあります。
倒れてしまったアンテナは、再度設置し直せば受信できるようになるでしょう。
ただし、屋根上の作業は危険を伴うため、アンテナの専門業者に依頼することをおすすめします。
④配線がショートしている
アンテナが倒れておらず、ズレている様子もない場合に考えられるのが、アンテナ内部の配線がショートしている可能性です。
アンテナの寿命は約10年、環境によっては5年ほどといわれています。
アンテナで使われているケーブル類は防水されていますが、寿命が近付く頃には劣化してしまいます。
雨で同軸ケーブルに水分が入ってしまってしまうと、配線がショートして受信できなくなります。
このような場合は、新しいアンテナケーブルに交換して配線し直しましょう。
【アンテナ本体の交換時期】について詳しくはこちら
テレビアンテナにも寿命がある!修理・交換のタイミングを解説します
⑤障害物がある
雨や風の影響で、障害物が飛んできてアンテナ本体に引っかかっていたり、電波を受信している方向で、大木などが倒れて電波を遮っていたりすることがあります。
アンテナ本体に引っかかっている障害物であれば、それを取り除くことで、すぐに受信状況は回復するでしょう。
しかし、電波の受信方向に障害物になるものがある場合は、自分では対処できないため、しばらく様子をみるしかありません。
時間が経っても回復しない場合は、電波を増幅するブースターを取り付け、自宅のアンテナの受信レベルをあげる方法もあります。
【ブースター】について詳しくはこちら
アンテナ工事に必要になるブースターって何のこと?絶対つけないといけないの?
雨でテレビの映りが悪い場合に行う3つの対策
雨の影響でテレビの映りが悪くなった場合、テレビの設定画面でアンテナの受信レベルを確認してみましょう。
各メーカーが推奨するアンテナの受信レベルに足りていない場合、以下の対策で改善することがあります。
①アンテナの向きを調節する
アンテナの方向がズレているようなら向きを調節すれば、受信状態は改善できるでしょう。
アンテナの方向は、数ミリ違っても電波の受信状況が変わります。
アンテナチェッカーなどで、受信感度を確認しながら、アンテナの角度を少しずつ調整してしっかり固定しましょう。
ただし、こちらも屋根上の作業などは危険を伴うため、アンテナ工事専門業者に依頼することをおすすめします。
②設置場所を変える
普段は大丈夫だけど雨の時だけアンテナレベルが急激に下がるときは、電波の受信状況が最もよい場所に、アンテナの場所を変えてしまうのもよいでしょう。
受信状態のよい場所にアンテナの場所を変えると、雨が降ってアンテナレベルが下がっても、基準値内に収まるため、テレビが映らないということがなくなります。
場所を変えられない場合は、アンテナの防水グッズを使用する方法もあります。
③アンテナを変える
アンテナを購入してから年数が経っている場合は、アンテナが劣化していることがあります。
新しい受信性能のよいアンテナに変えると、雨が降っても受信レベルへの影響が少なくなるでしょう。
最近では板状で外壁にも設置できるデザインアンテナやシンプルな棒状のユニコーンアンテナなど、雨の影響を受けにくいアンテナもあります。
また、元々の受信レベルが低い場合、ブースターを設置してさらに電波を増幅する方法もあります。
アンテナが屋根の上にある場合は、これらの作業を個人で行うと、アンテナ本体が落下してしまったり作業者が転落してしまったりなどの危険性があるため、プロであるアンテナ業者に依頼することをおすすめします。
さくらアンテナであれば、アンテナ設置16,500円〜で対応可能です。その他、アンテナに関するさまざまな工事を承っております。
【デザインアンテナ・ユニコーンアンテナ】について詳しくはこちら
壁付けデザインアンテナに掛かる費用やメリット・デメリットを解説
【地デジアンテナ第3世代】ユニコーンアンテナのメリット・デメリットを解説!
まとめ
今回は、雨が降るとテレビが映らない原因と対策について解説しました。
以下に、考えられる原因をまとめました。
- 降雨減衰
- アンテナのズレ
- アンテナの倒壊
- 配線トラブル
- 障害物
「雨が降るときだけテレビが映りにくい」場合、主な原因は「降雨減衰」によるものが多いでしょう。
しかし、他にも複合的な原因が絡んでいる場合もあるため、個人での原因の特定は難しいかもしれません。
また、アンテナが屋根の上などに設置されている場合は、安全装備なしで不慣れな作業をするのは、非常に危険が伴います。
雨が降るとテレビが映らないと感じた場合、ぜひ一度アンテナ専門業者にご相談ください。
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