アンテナ支線の正しい張り方は個人で可能?プロの設置業者が解説
2022.10.28
アンテナ工事
アンテナ支線の取り付けは業者以外には無理だと思っていませんか?
実は、あなたにもアンテナ支線の取り付けはできます。
しかし多くの場合、個人では正しい張り方ができず、テレビの視聴に悪影響がでる可能性は高いでしょう。
そこで今回は、アンテナ支線の重要性をプロが解説していきます。
アンテナの支線はしっかりと固定するために必要
アンテナ支線とは、アンテナが落ちたり倒れたりしないよう固定するワイヤーのことです。
アンテナ本体を2〜4本のアンテナ支線で、四方から引っ張り安定させます。
強度を上げたい場合はアンテナ支線を増やしますが、雪が多い地域では重みでたわむため、逆に本数を減らすこともあります。
各地域の環境によりアンテナ支線の張り方に違いがあるので、ある程度の専門知識が必要です。
アンテナ支線の正しい張り方
アンテナ本体は7〜10年で交換かメンテナンスが必要です。そのためそのタイミングでアンテナ支線を交換すると1回の手間で済みます。
設置に必要な資格はありません。しかし安定しない高所での作業なので、DIYとしては比較的高度な技術が必要です。
アンテナ支線の張り方の手順を紹介します。
- ステー(支線)アンカーを破風(はふ)に打ち込む
- アンテナ支線をステーアンカーから引っ張り、マストの支線止め金具に通して張る
- 水平器で確認しながらマストが垂直に立つように設置する
- レベルチェッカーで確認しながらアンテナの角度を調整する
- ターンバックルを締めて支線をしっかりと張る
※破風…屋根の妻側の部分
アンテナ支線を張る作業は、風のない晴れた日の昼間をおすすめします。
雨の日は滑りやすく夜間は足元が暗いため、誤って落下する危険性が高いからです。
また天候の悪い日は電波の受信状況が悪くアンテナの向きを合わせにくいため、設置作業にも時間がかかります。
自分で支線を張るときは、命綱を用意し正しく装着しましょう。ネットや専門店で専用の墜落防止装置も販売されています。
関連記事: https://sakura-antenna.com/wordpress/column/self/
アンテナ支線が緩むと起こる悪影響
アンテナ支線が緩むと、以下のような悪影響が起こります。
- テレビの映りが悪くなる
- アンテナが倒れる
それぞれ詳しく解説します。
テレビの映りが悪くなる
アンテナはとても繊細なので、少しズレただけでもテレビが映らなくなります。
アンテナ支線が緩むとアンテナ本体も傾き、アンテナレベルが悪くなってしまうのです。
支線に1本でも緩みがあるとテレビを視聴できなくなる可能性がありますが、素人目にはどの支線が原因なのか判断するのは難しいでしょう。
※アンテナレベル…受信電波の強さをあらわす指標
アンテナが倒れる
アンテナ支線が緩んでいると、強い風や雨の日にアンテナ本体が倒れる可能性があります。
多くの場合、アンテナは屋根など高所に設置されているため、大きく重さのあるアンテナが倒れて落下すると、下を歩いている人が大怪我をすることにもなりかねません。
アンテナの緩みは非常に危険なので、気づいた時にはすぐに対処しましょう。
結論!プロに頼むのが無難です!
アンテナ支線は個人でも張れますが、張り方は複雑で危険を伴うので、プロに頼むのが無難です。
アンテナ業者に依頼するメリットとデメリットを紹介します。
プロのアンテナ業者に依頼するメリット
プロのアンテナ業者に依頼するメリットは3つです。
危険がない
高所作業に慣れていない人は屋根に上がるだけでも一苦労です。安易に命綱をつけずに作業し、落下事故が起きた事例も多くあります。
またアンテナ支線の取り付けが甘いと、後で雨や風でアンテナが倒れることもあり非常に危険です。
アンテナのプロは高所作業にも慣れているので、適切な装備で素早く支線を張れます。危険な作業はプロに任せた方が賢明です。
アンテナ支線の寿命が長くなる
アンテナ支線の張り方には技術が必要なので、設置する人によって寿命は大きく変わります。
張り方が緩ければすぐに張り直すことになり、逆にきつすぎるとワイヤーの劣化を早めてしまいます。
プロならベストな張り具合を見極め最適な支線配置ができるので、次のメンテナンスまで安全に保ちます。
専門の道具や器具が揃える必要がない
専門知識がない場合、設置方法を調べたり専門の道具や器具を揃えるのが意外に手間になります。
特殊な器具がどこに売っているのか悩み、本当にこの器具であっているのかと不安になることもあるでしょう。
不慣れな個人がそれらを探して回ることを考えると、プロに依頼した方が早く間違いありません。
慣れていないと重複購入にも繋がり、結果的に高くつくこともあります。
プロのアンテナ業者に依頼するデメリット
もちろんプロのアンテナ業者に依頼するデメリットもあります。
順に紹介します。
費用がかかる
個人でアンテナ支線を張ることで、少しでもかかる費用を節約したいものですよね。
アンテナ支線の張り替え費用相場は2〜3万円程度です。思ったより安いと感じる方が多いのではないでしょうか?
多少安く済ませてアンテナ設置しても、適切な処理ができていないと、後で別のところでお金が必要になることもあります。
不具合があったときにすぐに対処できない
台風などで突然アンテナが倒れた場合、業者を呼ぶまですぐに直せないことはデメリットになります。
自分で張り直せれば、何かあったときでもその場ですぐに対処可能です。
さくらアンテナでは最短即日対応可能なので、アンテナトラブルの際には一度ご相談ください。
関連記事: https://sakura-antenna.com/wordpress/column/selfinstall/
まとめ
今回は、アンテナ支線の張り方を紹介しました。
アンテナ本体からの設置手順についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、よかったらご覧ください。
関連記事:https://sakura-antenna.com/wordpress/column/self/
アンテナ支線の張り方は意外に難しく、あなたにも周囲にも危険が伴います。
- アンテナ支線の寿命を伸ばし結果的に安く済む可能性が高い
- 事故が起こらない
このようなメリットは、プロに任せた方が安心で後悔しないといえる大きな理由になるでしょう。
さくらアンテナではアンテナに関するお悩みを年中無休で受付しております。アンテナトラブルでお困りの際はいつでもご相談くださいね。
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