【地デジアンテナ第3世代】ユニコーンアンテナのメリット・デメリットを解説!
2022.10.20
アンテナ工事
ユニコーンアンテナとは、2017年に誕生したポール型の地デジ放送用アンテナです。
一角獣と呼ばれる伝説の「ユニコーン」に似ていることからユニコーンアンテナと呼ばれています。
ユニコーンアンテナは比較的新しいアンテナなので、どんなものか気になっている方も多いでしょう。
この記事では、ユニコーンアンテナの特徴と、メリットデメリット、そして設置価格について解説しています。
新築の家にユニコーンアンテナをつけるかどうか迷っている方はぜひ読んでみてください。
ユニコーンアンテナの特徴
昔ながらの魚の骨のような八木式アンテナは住宅の美観を損ねること、壁付けできるデザインアンテナは電波が取りづらいことが難点でした。
美観を損ねず電波も取りやすい、と双方のよいとこ取りをしたのがユニコーンアンテナです。
早速、ユニコーンアンテナの特徴を紹介します。
住宅のデザインにとけ込むシンプルデザイン
ユニコーンアンテナは、2018年に国内外の多くの企業や団体が参加するデザイン賞であるグッドデザイン賞を受賞しています。
軽くてコンパクト、金具も完全に隠れたシンプルなポール状でスマートな形のアンテナです。
反射の少ないマットな素材を採用しているので見た目もおしゃれで、住宅の外観を損ねません。
カラーは2色
ユニコーンアンテナの色は2色です。
- ブラックブロンズ
- ウォームホワイト
どちらもマットでシンプルな色合いなので、屋根や壁、ベランダのサッシなど、取り付ける場所の色に合わせると目立たず馴染みます。
ユニコーンアンテナのメリット
ユニコーンアンテナは住宅の美観を損ねないことから、近年新築の家で検討されることが多いアンテナです。
最大のメリットである外観に馴染むデザインだけでなく、他にもユニコーンアンテナを選ぶ多くの理由があります。
具体的なメリットを4つ紹介します。
住宅密集地でも電波を受信しやすい
ユニコーンアンテナは多くの場合屋根に取り付けるため、高い位置で地デジ電波を受信できます。
アンテナを高い位置に取り付けると遮へい物が少ないため、電波の受信状況がよくなります。
受信が弱い壁付けのデザインアンテナが設置できない場所でも、ユニコーンアンテナなら問題なく設置できる可能性が高くなります。
アンテナが倒れる心配がない
ユニコーンアンテナは直径約14cmのポール型なので、屋根の上に設置しても風の影響を受けにくい形状です。
従来の八木式アンテナは、台風の季節など風の強い日はアンテナが傾きテレビを視聴できなくなることがありました。
屋根の上の倒れたアンテナを直そうとしても、素人には大変な作業です。
ユニコーンアンテナなら風で倒れる心配がなく、受信トラブルが起こることはほぼありません。
一直線のポール状なので境界線をはみ出して隣家に迷惑をかける心配もありません。
太陽光パネルに影を落としにくい
屋根に太陽光パネルを設置している場合は、パネルにアンテナの影を落とすことにより太陽光発電に影響がでてしまいます。
しかしユニコーンアンテナは小さく細いので影の範囲が少なく、太陽光パネルへの影響はほとんどありません。効率的に電力の確保ができます。
鳥の被害を受けにくい
八木式アンテナを屋根に設置すると、その骨の部分に鳥が止まるため糞害が発生します。
カラスやハト、スズメなどが多い地域では、度々の清掃作業で疲弊してしまうこともあるでしょう。
小さいユニコーンアンテナなら、鳥が留まるスペースが少なく糞害も最小限なので、そのようなストレスがありません。
ユニコーンアンテナのデメリット
多くのメリットがあるユニコーンアンテナですが、デメリットも知っておいた方がよいでしょう。
デメリットを3つ紹介します。
八木式アンテナと比べて電波が弱い
従来の八木式アンテナは、定められた方向の範囲に向けて集中的に電波を受信できるため、電波を受信できる能力は非常に高くなります。
八木式アンテナに比べると、ユニコーンアンテナは電波を受信する範囲が広いため、受信性能は劣ります。
壁付けのデザインアンテナよりは多くの電波を受信できます。
八木式アンテナに比べて設置価格が高い
ユニコーンアンテナは、従来の八木式アンテナと比べると本体と設置価格が高くなります。
新しく生まれた高性能なアンテナなので少し価格は高いですが、ユニコーンアンテナの美しい形とメンテナンスの手軽さなどの費用対効果を考えて判断するとよいでしょう。
ユニコーンアンテナの設置価格は?
ユニコーンアンテナの設置価格は、八木式アンテナの1.5倍程度です。
本体と工事費用を合わせた価格を下記にまとめました。
工事内容 | 設置価格 |
ユニコーンアンテナ単体工事 | 27,000円〜 |
ユニコーンアンテナ+ブースター工事 | 43,500円〜 |
ユニコーンアンテナ+BSCSアンテナ(4K8K対応) | 43,500円〜 |
※基本作業費、高所作業費を含む
高所作業費
高所作業費とは2階以上の外壁や屋根上の工事で発生する費用です。
屋根の上に設置するユニコーンアンテナは、高所作業費が必須となります。
ブースター工事
ブースターとは、ユニコーンアンテナが受信できる電波を増幅する装置です。
受信できる電波が弱い場合に追加で設置します。
ブースターが必要かどうかは、実際に電波を測定してみないとわかりません。追加費用にならないためにも、見積もり時にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
今回は、ユニコーンアンテナについて詳しく紹介しました。
八木式アンテナと比べると初期費用は少し高くなりますが、ユニコーンアンテナには多くのメリットがあります。
- 住宅の外観に馴染むデザイン
- メンテナンスのしやすさ
まとめるとこのようなメリットでしょうか。
アンテナ1つで外観の見栄えは全く違います。
おしゃれでスマートなユニコーンアンテナなら、新築の外観を損ねず自然に馴染んでくれるでしょう。
ただしユニコーンアンテナが設置可能かどうか、工事前に必ず業者に確認しましょう。
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