アンテナ工事で詐欺に遭うことがあるって本当?その手口や対処法についてご紹介!
2020.11.02
アンテナメーカー
リフォームや外壁工事、シロアリ駆除など住宅に関する詐欺被害は絶えません。それは普通に暮らしているだけでは分からないことを使って、悪徳業者は詐欺を働くからです。そのため、アンテナ工事も詐欺に用いられるケースが多く報告されています。
今回の記事では、アンテナ工事でどのような詐欺が行われているのか、紹介していきます。さらに詐欺に遭わないための注意点も伝授いたします。
アンテナ工事に関する詐欺が行われるのはテレビの視聴環境が大きく変わるとき
詐欺の手法としてよく使われるのが、被害者を不安にさせて慌てさせることです。全国各地で被害が報告される「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」も、家族が事故を起こしたなどで不安にさせて、お金をだまし取るのが代表的な手口です。
リフォーム詐欺やシロアリ駆除詐欺など、住宅に関する詐欺も「このままでは家がダメになります」といったことで被害者を不安にさせます。もちろん、だます方が悪いのですが、被害者があまり詳しくないことで詐欺を仕掛けてくるため、なかなか被害が減らないのです。
アンテナ工事で詐欺が行われるのも、こうしたことがひとつの要因です。「電波障害が起きている」「テレビが観られなくなる」「アンテナが使えなくなる」といった言葉で不安をあおられると、被害者は信じてしまうのです。
実はアンテナ工事に関する詐欺が多く発生するのは、テレビの視聴環境が大きく変わるときです。例えば、2011年7月に地上波のアナログ放送が終了し、地上デジタル放送が開始されたときです。2003年に地デジ化が発表されてから、全国各地で詐欺事件が多発しました。
次の項目では、どのような詐欺が起きているのか、詳しく見てみましょう。
強引に工事をしてしまう悪徳業者も。いくつも方法があるアンテナ工事の詐欺
これまでテレビやアンテナ工事に関して報告されている詐欺の手口は、以下のようなものがあります。
- 公的機関を装ったハガキや封筒で、工事代金を振り込ませる
- NHKやテレビ局を名乗って電話をかけ、視聴料を振り込ませる
- アンテナ工事の見積書を提出し、前金を受け取りながら工事をしない
- 本当は必要ないのに、強引にアンテナ工事をする
- 電波障害調査といって勝手に調査して費用を請求する
手口として多いのが訪問型です。自宅に直接来訪し、アンテナ工事を強引に行おうとする手法です。
2018年からは4K8K放送が始まっており、この4K8K放送に関わる詐欺が各地で行われているのでは、という危惧もあります。手法としては、アンテナ工事を推奨し、「B-CAS」カードを使ったものなどが考えられています。「B-CAS」カードがないと4K8K放送が観られないといった内容で、代金を振り込ませるものです。
こうした詐欺に遭わないためにはどうすればいいのでしょうか。注意点をいくつか紹介します。
耳をかさない、その場でお金を払わないことで詐欺被害には遭わない
アンテナ工事に関わる詐欺は、古い住宅を手当たり次第に訪問するといった訪問型で行われるのがほとんどです。ですから、「アンテナ工事をしませんか?」と突然訪れた営業員の声に、まずは耳をかさないことがポイントです。
注意点を挙げますので、詐欺被害に遭わないために確認してください。
①「自治体や総務省のものです」は詐欺
詐欺は、相手に信じ込ませることがひとつの入口になります。そのためによく使われるのが、自治体や省庁の職員を名乗ることです。
しかし、実際には自治体や省庁の職員が直接、家に電話をかけたり、訪問したりして、お金を要求することはありません。ですから「総務省のものです」と相手が名乗った時点で、詐欺だと疑いましょう。
②その場でお金は払わない
詐欺の手口に多いのが、人の弱みにつけ込んで契約を急がせることです。期間が長くなると、お金をだまし取る前に怪しまれるからです。
しかしアンテナ工事は、住宅に入ったり、屋根に上ったりするような工事です。話に流されてその場で決断するのはよくないですし、ましてやお金を渡すのも危険です。
例えば悪徳業者じゃなくても、アンテナ工事を急いで契約するのは問題があります。「必要なら後日、連絡します」と伝え、家族などと相談した上で慎重に決断するようにしましょう。
③アンテナ工事は義務ではない
悪徳業者の手法は「絶対に工事をしなければならない」というように不安にさせて、追い込んできます。しかし、大前提として覚えておいて欲しいのは、今現在テレビが観られているのであれば、「アンテナ工事はする必要がない」ということです。
アンテナ工事をしないとテレビが観られなくなることは、今のところありません。ここがアナログ放送からデジタル放送に変わったときとは大きく違うところです。
もちろん詐欺はだます方が悪いのですが、このようなちょっとした知識があれば詐欺は防げるはずです。もし突然、「アンテナ工事が必要ですよ」「視聴料が必要ですよ」といった電話や、来訪者が来た場合は第一に詐欺を疑いましょう。そして家族に伝え、警察に相談するようにしてください。
まとめ
「まさか自分が?」と思っている方が、詐欺に遭いやすいとも言われます。まずはアンテナ工事に関する詐欺があることを、しっかり覚えておいてください。
特にアンテナ工事に関わる詐欺は、テレビの視聴環境が変わる際によく発生します。来年開催される予定の東京五輪の前後には、4K8K放送での詐欺事件が多くなることが予想されています。今後も注意するようにしてください。
アンテナ設置・工事に関してお困りごとなどありましたら、ぜひさくらアンテナにお任せください。アンテナに関するお悩み全て解決いたします。
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