ユニコーンアンテナとは?その特徴や設置の注意点を解説!
2022.01.24
アンテナ工事
「第3世代のアンテナ」とも言われるユニコーンアンテナをご存知でしょうか? 2017年に登場して以来、新築住宅を中心に設置されているケースが増えています。
そこで今回のコラムでは、ユニコーンアンテナに焦点を当て、その特徴やメリットなどを紹介していきます。また設置する際の注意点も解説していきます。
ユニコーンアンテナは円柱型のアンテナでマスプロ電工の商品
ユニコーンアンテナとは、日本国内のアンテナシェアでトップに位置するマスプロ電工が開発・発売しているUHFアンテナです。アンテナというと魚の骨の形をした八木式アンテナが主流ですが、ここ最近は箱型のボックスアンテナなども普及しています。それに加えて、2017年から発売が開始されているのがユニコーンアンテナです。
アンテナは時代の流れを受けて、八木式アンテナを第1世代、ボックスアンテナを第2世代と呼ぶことが多いのですが、このユニコーンアンテナが登場したことでアンテナの第3世代に入っているとも言われるようになっています。
具体的にユニコーンアンテナの特徴を見てみましょう。
- ポール形状で反射の少ないマット質感を採用しているため、360度どこからみても住宅のデザインに溶け込む
- 屋根の上に建てられるので、建物が隣接している住宅密集地でも設置できる
- 直径14センチのシンプルなポール形状なので風の影響を受けにくい
- 1本のマストで衛星用のアンテナと組み合わせて設置することもできる
- 八木式アンテナの20素子相当の受信結果が得られるように設計されている
- 屋根や壁、サッシなどに合わせられるように白と黒の2種類が用意されている
- コネクタなどは樹脂カバーで隠れるため雨にも強い
など
それでは、次の項目でこのユニコーンアンテナのメリットを紹介しましょう。
ユニコーンアンテナは八木式アンテナとボックスアンテナのいいとこ取り
ユニコーンアンテナは、円柱形のフォルムをしたシンプルなアンテナで、風の影響を受けにくいのが大きな特徴です。またボックスアンテナのように軒下や外壁に取り付けるのではなく、屋根の上にも取り付けられますので受信状況に関係なく幅広い地域で使用することができます。
このユニコーンアンテナは、八木式アンテナとボックスアンテナのいいとこ取りとも言われますので、まずは八木式アンテナとボックスアンテナのメリットとデメリットを抑えておきましょう。
八木式アンテナ
- メリット…受信性能が高い、価格が安い、屋根の上のほとんどの場所に設置できる、など
- デメリット…劣化しやすい、景観を損ねる、など
ボックスアンテナ
- メリット…見た目がオシャレ、劣化しづらい、など
- デメリット…価格が高い、受信性能が劣る、設置場所が限られる、など
- 見た目がオシャレ
- 屋根の上や軒下などに設置できる
- 円柱形なので風に強い
- 受信性能はボックスアンテナよりもいい
- カラーバリエーションが2色あり、住宅の色に合わせられる
- 破風などに簡単に取り付けることができる、など
つまり、ユニコーンアンテナは八木式アンテナとボックスアンテナのメリットを残しつつ、デメリットを改善したアンテナと言えるのです。
しかも円柱形のフォルムになっており、2018年にはグッドデザイン賞を獲得するほど見た目もオシャレです。そのため「ボックスアンテナにしたいけれど、性能が物足りない」と二の足を踏んでいた人たちからも歓迎されているのです。
本体価格・工事費用はやや高めなど注意点も考慮して検討を
ユニコーンデザインは前項で紹介したようにメリットが豊富で、これからアンテナを取り付ける方にはぜひともおすすめしたい商品です。
ただし注意点もありますので、下記で確認してください。
- 受信性能は20素子程度で弱電界地域ではおすすめできない
- 商品価格、工事費用は八木式アンテナよりも高めに設定されている
- 和風建築などの住宅にはマッチしない可能性がある
- マスプロ電工の商品である(他社製のユニコーンアンテナはない)、など
これらの注意点を踏まえた上で、ユニコーンアンテナの設置を希望する場合はお近くのアンテナ工事の専門会社に相談してください。
まとめ
ユニコーンアンテナは、これまで主流だった八木式アンテナとボックスアンテナのメリットとデメリットを補完し合った新世代の家庭用アンテナです。新築住宅だけではなく、既存のアンテナを撤去して新しく設置することも可能です。
もちろん弊社でもユニコーンアンテナの取り扱いをしており、「ボックスアンテナも検討したけど、性能がいまいち」と思っている方もぜひご相談ください。
設置に適しているか弊社で現地調査を行い、確認させていただいてから提案させていただきます。
さくらアンテナが選ばれる理由
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