地デジアンテナを交換する時期の目安は?
2021.08.17
アンテナ工事
屋根の上に設置しているため、普段はアンテナのことを気にしないで生活をしている人も多いのではないでしょうか? しかしアンテナにも寿命があり、知らないうちに交換の時期を迎えていることもあります。
そこで今回の記事では、地上デジタル放送用のテレビアンテナの交換時期について解説していきます。
地上デジタル放送用のアンテナの種類
地上デジタル放送を見るために必要なアンテナはUHFアンテナと呼ばれ、市販されているものを分けると次の3つの種類があります。
・八木式アンテナ…主に屋根の上に設置される魚の骨のような形をしたアンテナ。
・ボックスアンテナ…外壁などに取り付ける四角い箱型のアンテナ。
・室内アンテナ…室内の、電波を受信しやすい場所に置くアンテナ。
それぞれで交換時期の目安が異なりますので、次の項目で見ていきましょう。
八木式アンテナの交換時期の目安
八木式アンテナは屋外に設置される金属製のアンテナです。そのため、気象条件などの影響を受けやすく、メンテナンスもしづらいため、寿命は一般的には10年~20年と言われています。ただし、周囲の環境によっても交換の時期が異なります。八木式アンテナの場合は下記の項目が交換時期に影響を与えますので、詳しく見てみましょう。
・雨の多さ…八木式アンテナは電波を受信する素子という部分が金属でできています。そのため雨などにさらされることで、サビが発生して劣化を早めてしまいます。特に海に近い地域は塩分を含んだ風の影響で劣化が早いとされ、寿命よりも早く交換時期を迎えることが多いようです。
また、アンテナそのものではなく、アンカーなどの固定金具も金属製です。近年は防錆加工がされていたり、防水キャップなどで雨風に触れないようにしているものもありますが、それでも劣化を防ぐには限界があります。
・交通量の多さ…自動車から出てくる排気ガスには有害物質が含まれています。そのため交通量の多い場所に設置されている金属製のアンテナはサビなどで劣化が早いと言われています。
こうした環境の影響を受けやすいので、設置して30年が経過してもまだ大丈夫なアンテナもありますし、5年で不具合が出てくるアンテナもあります。定期的に点検をするなどして、状態を確認するようにしましょう。
ボックス型のアンテナと室内アンテナの交換時期
ボックス型のアンテナの寿命は実はまだはっきりとしていません。それはボックス型のアンテナが市場に登場したのが2009年頃とされ、まだ10年ちょっとしか経っていないからです。しかも一般家庭に普及し始めたのはここ5年くらいです。そのため設置してからどれくらいで交換したというような実例がないのです。
一般的にテレビアンテナの寿命は10年~20年とされますが、それは屋外に設置されている八木式アンテナの場合です。それに対してボックスアンテナの場合は、劣化が激しいとされる金属部分の素子は箱の中にしまわれています。そのため素子ではなく、金属でできている固定金具の方が劣化が進むと考えられます。防錆などの特別な加工がされていなければ、固定金具が錆びて劣化してしまうのです。
前述したように雨と交通量の多さなどの状況によって交換時期は変わります。ただしアンテナ自体が劣化していなければ、固定金具だけを交換するだけでいいケースもあります。
一方、室内アンテナも、ボックス型アンテナ同様に交換時期がはっきり分かっていません。室内アンテナをそれほど長く使う家庭が多くないからです。また市販されている室内アンテナは価格帯がバラバラで、数千円のものからあります。価格によってアンテナに使われている素材も違いますので、一概に寿命がいつとも言えないのです。
そのため使用期間ではなく、どのような状態かで交換時期を検討する方がベストです。次の項目では、アンテナの状態から交換時期の目安を解説していきます。
地デジアンテナの寿命のサインとは?
屋外に設置する八木式アンテナは10年前後がおおよその交換時期とされますが、あくまでも目安です。10年経ってもまだまだ問題なく使用できている例は数多くあります。
ですので、アンテナの状態によって寿命を確認するようにしましょう。主に下記のような状態になっていたら交換時期に来ていると考えていいでしょう。
・テレビの映りが悪くなっている
・素子の部分がサビなどで腐食が進んでいる
・素子の外側の素材が剥がれている
最も気にして欲しいのはテレビの映りが悪くなっていることです。特に、台風などの後ではないのに、テレビの映りが悪くなったらアンテナの交換時期の可能性が高いです。
また電波を受信するのは、どのアンテナも素子の部分です。ここがサビや劣化などで状態が悪くなるとテレビが視聴できなくなります。この素子の部分は金属でできていますから、いずれ交換する必要があることを念頭に置いておきましょう。
まとめ
テレビアンテナの交換時期は10年が目安です。ただし周辺の環境によってアンテナの寿命は大きく違います。そのため、まずは設置してから10年前後を目安にメンテナンスをしましょう。
アンテナ工事の専門会社であれば、その時の状態によって交換時期がいつくらいか、まだ問題なさそうか、ある程度わかるものです。
テレビアンテナを設置して10年が経過していれば、ぜひ一度、アンテナ工事の専門会社に相談してください。弊社でももちろんアンテナの点検、調査、交換、新規取り付けなどあらゆることに対応しています。
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