家庭用テレビで8Kは必要?最適なテレビとアンテナの選び方をご紹介
2021.08.03
アンテナ工事
今や主流になってきた4K対応テレビですが、最近はそれ以上の画質でテレビ番組が見られる8K放送に興味を持ち始めている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、家庭用テレビで8Kを視聴する際の最適なテレビとアンテナの選び方を紹介していきます。
テレビの画面が大きくなると、8K放送などの高解像度の映像が必要
テレビの大画面化が進んでおり、40型やさらにそれより大きな画面のテレビをご家庭で視聴している方も多いでしょう。しかし画面が大きくなるにつれて、課題として浮き彫りになるのが画質の問題です。大きな画面で見れば見るほど画質が荒く感じてしまうのは、画素と解像度が大きな画面に対応していないからです。
画素とは、画像を構成する一番小さな点のことで、この点には色や明るさといった情報が含まれています。この点がどのくらい集まっているかという数値が解像度です。これによってテレビが綺麗に見えたり、ぼやけて見えたりします。そのため通常の放送(2K映像)を大型のテレビで視聴すると、画質が荒く見えてしまうのです。
テレビ画面の大きさに最適な映像は、一般的に下記のように言われます。
・32インチ以下…2K映像(1920×1080画素、200万画素)
・40~60インチ程度…4K映像(3840×2160画素、800万画素)
・60~85インチ程度…8K映像(7680×4320画素、3300万画素)
ですから、大きな画面でテレビを視聴したいのであれば、4K放送や8K放送に対応していることが必要になるのです。
それでは次の項目から、8K放送を見るために必要なテレビとアンテナの選び方について紹介していきます。
8Kテレビの選び方
8Kテレビは各メーカーが技術を競い合っており、市販される商品も増えています。そのため選択肢が多く、何を基準に選んだらいいのか迷いやすいので、ポイントを解説していきます。
・チューナーが内蔵型か外付け型か
8Kテレビを購入する際に最も注意する点がチューナーが内蔵しているか、していないかです。チューナーが内蔵しているのであれば、テレビを購入するだけで8K放送を見ることができます。
一方、チューナーが内蔵していないと、別途チューナーを購入して接続する必要があります。
現在、8K映像で放送されているチャンネルは1つだけですが、今後、チャンネルが増えていくことを考えると、あらかじめチューナーが内蔵されている方が便利でしょう。また8K対応ゲームなどでモニターとして利用する場合はチューナーが内蔵されていない方がいい場合もあります。
・テレビ画面のサイズ
視力の良し悪しなど個人による差があるものですが、シャープでは液晶テレビの最適な視聴距離を下記のように推奨しています。
サイズ…画面の高さ…視聴距離
32V型…約39cm…約1.2m
40V型…約50cm…約1.5m
46V型…約57cm…約1.7m
52V型…約65cm…約1.9m
60V型…約75cm…約2.2m
70V型…約87cm…約2.6m
8Kテレビは画質が良くなっているため、映像の荒さが見えにくくなっています。そのため、より遠くでも映像がよく見える可能性もあります。もちろん設置する部屋の明るさや日差しの入り方などによっても異なります。あくまでも目安として参考にしてください。
ちなみに市販されている家庭用の8Kテレビは、88型が最も大きいサイズとなっています。
・テレビパネルの方式
8Kテレビのパネルは、液晶方式と有機EL方式があります。液晶方式は、液晶シャッターの開閉をしながら、RGBのカラーフィルターを通して映像を再現していきます。このとき光源に使うのがバックライトです。
一方、有機EL方式はバックライトがなく、電圧をかけることで発光する有機化合物の特性を生かした方式です。立体感をより美しく表すことができ、リアルな映像を楽しむことができます。
・バックライトの方式
液晶テレビは光源にバックライトを使っていますが、2つの方式があります。「エッジライト方式」と「直下型方式」です。エッジライト方式は導光板方式ともいい、画面の上下および左右にLEDライトを配置したタイプです。電気代がかからないというメリットがあります。
一方の直下型方式は、画面の後ろの全面にバックライトを配置した方式です。隅々まで明るくて、ライトの点灯も細かい箇所ごとにできるため、高精細な映像が楽しめます。ただしライトの数が多いため、電気代がかかることと、熱くなりやすいというデメリットがあります。
8Kテレビを選ぶ際は、これらのことをチェックしながら、ご自身の好みや予算に合わせて選ぶようにしましょう。
8K対応アンテナは左旋回の電波受信が必須
8K放送が受信できるアンテナは、「4K8K対応アンテナ」という表記で市販されています。これまでのBS放送用のアンテナと何が違うのかというと、受信できる電波の仕組みです。
これまで静止衛星から送信される電波は右に旋回している右旋回でした。しかしこの方式ではチャンネルを増やすことができなくなり、8K放送が開始されるのに合わせて左旋回でも電波が送られてくるようになりました。
そのため右旋回と左旋回のどちらでも受け取れるようなパラボラ型のアンテナが必要になったのです。それが4K8K対応アンテナです。4K8K対応アンテナではこれまでのBS放送やCS放送も受信できるので、新たに購入するのであれば4K8K対応アンテナがオススメです。
また、BS放送用の家庭用アンテナのサイズは45φが一般的です。φとは反射鏡の直径のサイズを表しており、「45φ」は45センチという意味です。サイズが大きいものほど、電波の受信性能は上がりますが、家庭用であれば45φで問題ないでしょう。ただし電波の弱い地域向けに、50φサイズのものも市販されています。電波状況を確認してから、選ぶようにしましょう。
また最近は、風の抵抗を和らげるように反射鏡にパンチ穴が空いているアンテナも市販されています。風の強い地域にお住まいの場合は、風の影響が少なく、寿命が長くなる可能性もあるので、ぜひ検討してください。
まとめ
まだ1チャンネルのみの放送ですが、8K放送の画質の美しさはインターネットなどでもたくさん報告されています。今後、テレビはより大画面化が進みますし、そのためにも8Kテレビを検討するのもお勧めです。
弊社にも8K放送に関する問い合わせが数多く来るようになっています。4K8K対応アンテナの取り付け工事をはじめ、あらゆることに対応できるよう万全な体制を整えています。ぜひお気軽にご相談ください。
さくらアンテナでは、クリアで快適にテレビを視聴できるように最新のアンテナで工事を行っております。
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